Fattoria S


ファットリーア エッセ
和光市|エッセ・ロゴ

和光市でいちばんおすすめのテイクアウト

ファットリーア エッセ|埼玉県和光市

ファットリーア・エッセは、和光市駅近くにある北イタリア料理屋さん。
和光市出身・安田シェフが、「地元で良質なお料理を提供する、居心地のよいお店を」ファットリーア・エッセのウェブサイトより抜粋)との思いで立ち上げたレストランです。
エッセの魅力については、大好きすぎて、言いたいことがありすぎて、何からお伝えすべきか迷いますが。なるべく簡単に言うと、「丁寧で誠実なお料理。お料理に合う楽しいワイン。明るく広々として清潔な店内。きちんとした細やかなサービス。なのに気取っておらず、このレベルにして信じられないくらいお安い価格!」となります。

何と言っても、安田さんがつくるお料理がおいしい。和光市では断トツトップクラス。いや、埼玉ナンバーワンと言いたい。実は私、北イタリア料理ってあまり好きではなかったのです。が、安田さんのおかげで、がぜん、北イタリア料理好きになりました。というより、本当は好きだったのに気づいていなかった、と言うべきかも。北イタリアの料理って、ちょっとフレンチに似ているんですね。単なる個人的で素人な感想ですけれど。煮込みものが多くて、しみじみおいしくて、オリーブオイルのオイリーな感じがなくて(どちらかというと、バターたっぷり)。
今まで食べた北イタリア料理は、なんだか野暮ったくって、煮込まれすぎて旨味はどこへ?という感じで、どうも魅力がなかった。でも本当は違った!これが本当の北イタリア料理なんですね!味わい深くて滋味豊か。日本では南イタリア系のお店が多いように思いますが、実は北イタリア料理の方が、日本人の好みに合いやすいのではないでしょうか。
そして私がこよなく気に入っているのは、「どのお皿も間違いない」ということ。イタリアンでは、意外と少ないと思います。前菜、野菜もの、パスタ、パン、肉もの、魚介類、デザート、「すべてがちゃんとおいしい」というイタリアンは、ほんの数軒しか知らないです(エッセ以外は、どこもいわゆる高級店)。安田さんは、「何も特別なことはしてないですよ」とおっしゃるけれど、すべてに手を抜かない、自分がおいしいと思うものしか出さない、という誠実さが、どのお皿にもあふれています。
エッセは、安田さんの誠実さを味わう、そんなお店です。

エッセ外観

予約のとりにくいお店のテイクアウト

ということで、毎月のように通ってしまうクロネコ夫婦であります。もはやエッセ中毒。そんな大好きなエッセが、コロナ禍で大変な状況に陥っているようで、気が気ではない!エッセがなくなったら、我々はどうすればいいのか!和光市に住む意味もない!
そんな中で、エッセがテイクアウトを始められました。決して喜ぶべきことではありませんが、「それ、すごく嬉しい・・」と不謹慎にも喜んでしまったことを責めないでください・・。テイクアウトは、実は以前から「あったらいいなぁ」と思っていたのです。大人気なお店ですし、質を落とさないためにも、予約数を限定されています。予約必須。1週間前でも満席なんてこともしょっちゅう。だから「あ、今日、エッセでごはん食べたいな」と唐突に思っても、なかなか実現できないのです。本当は気軽に伺えるお店で、そこも魅力なのに、それができずに残念なところ。
だからテイクアウト、すごく嬉しい!「おうちエッセ」、クロネコ邸で大ブームを巻き起こしました。エッセさえあれば、外出自粛も全然平気。むしろ楽しい!このページでは、ファットリーア・エッセのテイクアウトをじっくりご紹介していきます。

現在は時短営業しつつ、2021年1月14日より、テイクアウトも大々的に再開されました。緊急事態宣言や流行状況により、営業時間やテイクアウト内容は変わっていくかもしれません。苦しい試行錯誤を余儀なくされていますので、どうぞご了承くださいね。最新情報は、ぜひ公式Facebookページまたは公式ホームページでご確認ください!

和牛トリッパと白いんげん豆の白い煮込み

和牛トリッパと白いんげん豆の白い煮込み 1,200円

塩味の優しいおいしさがじんわり

通常営業されているので、テイクアウトの機会がめっきり減ってしまいましたが、9月に一度だけ、テイクアウトを久しぶりにお願いしてきました。
この日、購入したのは、ホロホロ鳥のパテと和牛のボロニェーゼソース、和牛ほほ肉の煮込み。そして、こちらのトリッパ。

トリッパは、私たちの大好きなメニューの1つで、これまでにも何度もいただいてきましたが、おいしそうな写真をなかなか撮れなかったので、今回ブログに初登場です。
トリッパの煮込みというと、赤い色のトマト煮が多いと思いますが、ファットリーアエッセのトリッパは、塩味。ブロードが効いていて、これがすごくおいしいんです。トマトも入っているのかな?野菜の優しい出汁がじんわり。夫と、ときどき「あれ、食べたいねー」と言うくらい、大好きな一皿です。
ワインのおつまみとしても、最高ですね。いつもは軽めの赤と合わせるのですが、この日はロゼとともにいただきました。うん、ぴったり。

10月1日から埼玉県も緊急事態宣言が解除され、酒類提供も可能になりましたが、営業時間などはまだ制限されていますね。10月24日までは、1グループ4人までか同居家族のみで、営業時間は21時まで(酒提供は20時まで)。テイクアウトもひっそりと続けてくださるんじゃないかと思います。10月も買いに伺いたいな~。(2021年10月3日)

和牛ほほ肉の赤ワイン煮込みとじゃがいものピューレ

和牛ほほ肉の赤ワイン煮込みとじゃがいものピューレ

ふっくらジューシー。赤ワインソースが美味

こちらも何度いただいても、やっぱりおいしいな。ほほ肉がふっくらジューシーで、赤ワインソースが美味~。この日は、じゃがいものピューレを添えてくださっていて、ほほ肉とピューレとソースを一緒にほおばると、至福が広がりました。
そういえば、普段のお店では牛ほほ肉は登場しないので、これはテイクアウトだけの特別メニューですね。そのうち食べられなくなってしまうので、今のうちですよ!

さて、東京は緊急事態宣言が解除となりますが、まん延防止措置が発令されそうですね。和光市のまん延防止措置は、どうなるでしょうか。そしてエッセのテイクアウトは、どうなるでしょうか…。(2021年6月19日)

ホロホロ鳥のラグーとビーゴリ

ホロホロ鳥のラグーとビーゴリ

深い味わいをかみしめる

以前にいただいたラグーは、ほぐしたお肉とポルチーニのソースが、今回は細かく挽いてあり、いわゆるミートソース。パテとはまた全然ちがったおいしさですね。味わい深い!ビーゴリと本当によく合います。一口ごとにおいしさを噛みしめて、「う~ん、おいしいね~!」と言いながらいただきました。
パスタだけは、おうちでちょっとひと手間が必要です。ラグーをフライパンで温め、5分くらいゆでたビーゴリとバターを投入して炒めてできあがり。でもちゃんとした作り方は、お店で確認をしてくださいね。(2021年6月19日)

バーニャカウダ、ほろほろパテ、鶏白レバー

バーニャカウダ、ほろほろパテ、鶏白レバー

ワインとともに楽しみたい前菜たち

6月9日にいただいたテイクアウト。いろいろ有機野菜のバーニャカウダ(900円)、ホロホロ鳥のパテ、鶏白レバーのアフミカート(800円)、ホロホロ鳥のラグー(パスタソース)とビーゴリ(400円)、和牛ほほ肉の煮込みとじゃがいものピューレ(1800円)でした。
どれも、何度もご紹介しているのですが、何度食べてもおいしいので、やっぱりまたご紹介します。

バーニャカウダは、温かいディップで野菜をいただくお料理。ずっと知らなかったのですが、イタリアのピエモンテ州の郷土料理なんですね。だからファットリーアエッセの看板料理なのかな。私は実はバーニャカウダって全然好きじゃなかったのですが(そもそも生野菜が好きでない)、エッセで大好きになりました。テイクアウトのときには、必ずといっていいほどバーニャカウダをお願いしています。シャキッとした歯ごたえと、じゅわっとしみだす甘味のある水分、そして1つ1つ異なる香りが、とても楽しいです。安田シェフ特性のバーニャカウダソースも絶品!
写真真ん中のパテ、この日はホロホロ鳥。これがまた、なんとも言えずにおいしい。ホロホロ鳥は、ニワトリよりもクセがなくてあっさりしているけど、旨味は深いんですよね。その旨味をぎゅっと味わえるのが、こちらのパテ。とても晴れやかな気持ちになれるような、そんなおいしさです。
写真左が、鶏白レバーのアフミカート。こちらも何度いただいても感激します。大好きだなぁ。(2021年6月19日)

Cassetta di Fattoria S メイン料理

Cassetta di Fattoria S メイン料理

牛ほほ肉の赤ワイン煮込み

こちらもカセッタの続き。メインは、エッセのテイクアウトの定番、牛ほほ肉の赤ワイン煮込みでした。安定して絶対的においしい。このお料理は、フレンチやイタリアンなど、洋食系のメニューによくありますが、肉そのものの味わい、味のしみこみ具合、ソースの仕上がりが、お店によって全然ちがうんですよね。エッセの赤ワイン煮込みは、私の中では1位2位を争います。お肉がしっとりほろほろで、噛むほどに深い味わい。肉とソースの一体感があり、ジューシーです。ソースも、もちろん絶品。

カセッタのご紹介は、これでおしまい。今、お店ではワインを飲めないですが、テイクアウト&おうちワインも、楽しいですよね。(2021年5月23日)

Cassetta di Fattoria S パスタ料理

Cassetta di Fattoria S パスタ料理

フランス産ホロホロ鶏のラグーと、イタリア産ポルチーニ茸のソース

カセッタの続きです。パスタは、手打ちの自家製ビーゴリ。ファットリーアエッセの代表格ともいえるパスタですね。つい先日も、テイクアウトでいただいたばかりなのですが、何度いただいても、おいしくて唸ります!もちろん、赤ワインとともに。

写真なしですが、スープは、うずら豆のズッパでした。これはちょっと経験したことのない味。日本だと甘煮にすることが多いので、甘いというイメージがありましたが、本当は甘くないんですね(当たり前か)。塩小豆に似ているかも。うずら豆って、こういう味だったんだなぁ。おいしい!地味ながら、豆の独特な香りが後を引きました。

写真の奥に見えているのは、ドルチェのトルタ・カプレーゼ。以前にお店でいただいたとき、すごく好きになった焼き菓子なので、思いがけずおうちでもいただけて、嬉しい。カプリ島の郷土菓子で、小麦粉を使わずに焼き上げたチョコレートケーキです。チョコレート、かくあるべし、と思いますね。甘みを抑えてあって、大人向けかもしれません。(2021年5月23日)

Cassetta di Fattoria S 前菜

Cassetta di Fattoria S 前菜

真鯛のマリネ、鶏白レバーのアフミカート、猪肉と胡桃のパテ

「カセッタ・ディ・ファットリーア・エッセ」(2人前 12,000円)は、前菜、パスタ、スープ、メイン、パン、デザートと、コースのセットになっているテイクアウト。昨年末、クリスマスに合わせて出されたものですが、大好評のため、引き続き販売されています。仕入れや準備の関係で、3日以上前に要予約なので、気をつけてくださいね。
ちなみにこちらは、呑兵衛のためのコース、としか思えない節があります…。野菜料理は入っていないので、一緒にバーニャカウダを買うか、サラダやゆで野菜などをあらかじめ用意しておくと、いいかもしれませんね。それでは、お料理のいくつかをご紹介していきます!

まず、3品ある前菜から、昆布締めにした真鯛のマリネ(写真右側)。鯛のやわらかい香りと昆布のうまみが、柚子の香りとぴったり。目をつぶってしみじみと味わいました。

写真左は、鶏白レバーのアフミカート。何度食べてもおいしい。燻製の加減とやわらかさとが、絶妙です。丁寧な処理をしてあることがよくわかります。ただ燻製にしただけで、この素晴らしい味が出るのだろうか・・何か特別なことをしているに違いないのですが・・なんだろうな。

前菜はもう1つ、熊本県産 猪肉と胡桃のパテもありました。パテはこれまでにもご紹介しているので(こちらと、こちら)、よろしければお読みくださいね。(2021年5月23日)

岩手県産 清流鶏と新じゃがいものカチャトーラ

岩手県産 清流鶏と新じゃがいものカチャトーラ 1300円

思い出すだけでツバがわく。ソースが絶品

カチャトーラも、トマト煮を思い浮かべる人が多いのではと思いますが、エッセでは塩味。これを食べてしまうと、トマト煮が物足りなく感じられてしまうくらい、とても凝縮した旨味の濃いお料理です。思い出すだけでツバがわいてくる・・。これもブロードで煮込んであるのかな?とにかくソースが絶品。パンを一緒に買えばよかった!
大きめの鶏肉とじゃがいもがごろごろと、ボリューミーです。写真ではわかりにくいけれど、1.5人前くらいはあるかも。絶品ソースは、少しとっておいて、また別の料理に使わせていただいています。

次回は、「エッセの小箱」をいただく予定。こちらは準備に時間がかかるため、数日前から予約をする必要があるとのことです。うまく写真を撮れたら、またアップします。(2021年5月17日)

バーニャカウダ、イノシシと胡桃のパテ

バーニャカウダ、イノシシと胡桃のパテ

彩り豊かなお野菜たちと、上品なパテ

いろいろ有機野菜のバーニャカウダ(900円)と、イノシシと胡桃のパテ(700円)。写真は、1人前の半量です。
この時季らしく、いつもにも増してカラフルなお野菜たち。この日は、いろいろな色の大根や人参、ミニトマト、ジャガイモ、パプリカ、スナップエンドウでした。これだけの種類を家庭で揃えるのは難しいので、このバーニャカウダは本当にお得だと思います。1つ1つの香りや食感がとても楽しくて、子どものときにこんな風に食べていたら、生野菜嫌いにならなかったのになぁ。
店内メニューのバーニャカウダは、かなりのボリュームなので、夫と2人だとなかなか注文しなくて。テイクアウトで1人前からいただけるのは、とても嬉しいです。バーニャカウダソースは、たっぷりめなので、後日にもまた、おうちにある野菜で楽しむことができます。マヨネーズと混ぜてドレッシングにも。

パテは、とっても優しい、やわらかい味で、テイクアウトのときには必ず注文したい一品。大好きです。イノシシは豚に近いイメージですが、豚肉のようなクセがなく、とても上品。パテ→赤ワイン→パテ→赤ワインの無限ループ。次回はメインとして購入したいかな。(2021年5月17日)

ホロホロ鳥のラグーとビーゴリ

ホロホロ鳥のラグーとビーゴリ

力強いうまみが舌に沁みわたる

5月13日、久しぶりに、エッセのテイクアウトをいただいてきました。こちらの写真は、ホロホロ鳥のラグーのビーゴリ。テイクアウトメニューには載っていなかったので、いつもあるわけではないかもしれません。ホロホロ鳥の強い旨味がしっかり生きていて、ブロードとともに、おいしさが舌に沁みわたります。当然、赤ワイン案件ですね。ちょうど空いていた、コート・デュ・ローヌのジャン・ルイ・シャーヴ。パワフルなタンニンの赤ワインですが、ラグーの旨味がまったく負けません。おいしすぎ!

一緒に、和牛トリッパと白いんげん豆の白い煮込み(1,200円)もいただきました。イタリアンのトリッパというと、トマト煮を思い浮かべますが、エッセのトリッパは、メニューにも「白い煮込み」とあるように、塩味。出汁でいただく感じで、これがおいしくてはまります。何度もいただいているのに、どうしてもいい写真を撮れないので、いまだに写真なし…。(2021年5月17日)

黒豚ロースト、レンズ豆のトマト煮

黒豚ロースト、レンズ豆のトマト煮

おうちでこのクオリティ、幸せディナー

写真手前が黒豚ロースト。大きな舞茸の炭火焼きが添えられています。これはもう、いつも変わらぬ安定のおいしさ。埼玉県の黒豚、なかなかおいしいです。肩ロースなのだけれど脂っぽくなく、赤身の旨味しっかり。ちなみに写真は、1人前の半量です。舞茸がとても大きいのでわかりにくいけど、この半量で1人分と言ってよいボリューム。
写真奥がレンズ豆(こちらも半量)。先月、お店でいただいておいしかったので、もう一度食べてみたくて。うん。やっぱり、安田シェフのトマトの使い方が好きだなぁ。甘みと酸味のバランスがいいんですよね。豚のつけ合わせとしてもぴったりでした。お店で食べるのと変わらぬクオリティ、幸せです。

昨年末に販売されていた「ファットリーアエッセの小箱」も、大好評につき、引き続き販売してくださっています。とてもお得なコース仕様なので、こちらもおすすめ。昨年、逃してしまった方は、ぜひ!(2021年2月13日)

イノシシと胡桃のパテ、バーニャカウダ

イノシシと胡桃のパテ、バーニャカウダ

シナモンの香りをまとった猪、おいしいです

ファットリーア エッセでは、今年の緊急事態宣言中も、多彩なテイクアウトを展開してくださっています。おうちエッセ、和光市でひそかに流行中らしく、いつもどなたかが買いにいらしているような。去年とちがって、緊急事態宣言下でも通常営業をされていますが、グループ同士の距離をとるために席数をかなり絞ってくださっていて、予約が難しい状況です。ということで先日、久しぶりにテイクアウトをいただいてきました。
テイクアウトしたのは、鶏白レバーペースト(500円)、イノシシと胡桃のパテ(700円)、レンズ豆のトマト煮込み(600円)、塩ダラとじゃがいものパスタソース(2人前 1600円)、ビーゴリ(400円)、彩の国 黒豚肩ロースのロースト(2000円)、自家製パン(2種類2切れずつで400円)。そして、うっかりバーニャカウダもお願いしてしまったのですが、いま改めてFBでメニューを確認したところ、バーニャカウダがメニューにない!でも、普通に売ってくださいました。ごめんなさい…(汗)。

上の写真は、今回で初めていただいた、イノシシと胡桃のパテ。あぁ、おいしい!ほぼレアぎりぎりの火入れ。胡桃とシナモンの香り。ちょっとスモーキーな感じの味わい。こういうの、大好きです。三宅さんおすすめのカンテの赤ワインとも好相性で、自然と笑顔がこぼれますね。
右にあるのがちょっとわかりにくいですが、本来はメニューにないバーニャカウダ。この写真で、4分の1くらいの量です。カリフラワー、ロマネスコ、人参、大根、ラディッシュなどなど、彩り豊かな美しいお野菜たち。そして私の大好物の、エッセ特製バーニャカウダソースが、相変わらず絶品でした。(2021年2月13日)

イタリア菓子 ボネ

イタリア菓子 ボネ

アマレット香る、しっとりココアプリン

甘さほどよい、しっとりしたココアプリンです。最後のデザートまで地味に茶色なところが、安田シェフらしい。私はあれこれ飾られているよりも、こういうシンプルな方が好きですね。甘みの加減といい、食感といい、香りといい、本当においしいです。カラメルソースが少しだけかかっています。アマレットの香りが素敵!大人のデザート。こういうお菓子だったら、毎日でも食べたいなぁ。1口ずつ、ちょっとずつ、大事に味わっていただきました。
プラスチックの容器に入れてくださっていますが、お皿の上で逆さにしただけで、すぽっときれいに出せますので、ぜひ、ケーキ皿などに出してお召し上がりくださいね。せっかくの素敵なドルチェ、やはりプラ容器のままだと味気ないですもんね。

「ファットリーア・エッセの小箱」のご紹介は、ここまでです。エッセの魅力、少しでもお伝えできていれば嬉しいです。(2020年12月12日)

丹波篠山の猪肉の赤ワイン煮込み

丹波篠山の猪肉の赤ワイン煮込み

もちっとした猪肉に、赤ワインソースが絶品

おいしい~。悶絶~。ぷりぷりのゼラチン質な脂が、本当にしつこくなくて、もちっとしていて、ただおいしさだけに包まれます。赤ワインソースも絶品!あぁ、、ワインがすすんでしまう、、。安田シェフは煮込み料理も本当にお上手だなぁと思います。お肉の旨味がちゃんと閉じ込められているんですよね。
ゆでたブロッコリーとかジャガイモ、蒸した根菜、パセリ、などを添えると、華やかになりますね(と、お召し上がり方のメモにも書いてありました)。お店ではじゃがいものピューレなどを添えていらっしゃるとのことです。
なお、ソースがたっぷりあったので少々残し、後日、お料理に使わせていただきました(当日中のお召し上がりが原則ですので、よい子はマネしないでくださいね)。

ワインは、イタリア・ピエモンテ州のベルガダーノ・バローロ。こちらは、猪に合わせて三宅さんにセレクトしていただきました。開けた瞬間、むちゃくちゃいい香り。この凛としたおいしさ、猪と仲がいいです。幸せな組み合わせですね!
実はあまりおいしくない(というより、好みでないだけだったのか・・)バローロを何度かいただいてしまい、昔はバローロ苦手って思っていました。三宅さんに限りませんが、腕のいいソムリエさんの選んでくださるバローロって、すごくエレガント。初めてバローロを美味しいと思ったのは、確か、宿屋さんに出していただいたもの。それ以来、信頼できるソムリエさんからしかバローロはいただかないことにしています。
よく「ワインの王様」って言われるけど、おいしいバローロは「女王様」だと思うんですよね。パワフルだけじゃなく、エレガント。タフでしなやか。こういうバランスのとれた人になりたいなぁ。(2020年12月12日)

黒豚とポルチーニ茸のビーゴリ

黒豚とポルチーニ茸のラグーソース 手打ちの自家製ビーゴリ

豚とポルチーニの好相性。ただただ、うまい

おいしかった~。ポルチーニの香り、やはり最高です。黒豚とポルチーニとバター。これだけで、説明不要ですよね。旨味に旨味がオンしてますから。おいしくないわけがないのです。埼玉県産の黒豚は、旨味が深いので、ポルチーニといい相性です。太麺ビーゴリとよく合う。そうしてまた赤ワインがすすむ!
なお、これだけはひと手間が必要。ビーゴリを5分ほどゆで、その間、フライパンにソースを空け、バターを投入して温めます。ビーゴリがゆであがったら投入して、炒めながらしっかり絡めてできあがり。まったく難しくありません。以前、パスタをテイクアウトしたときには、茹で塩とバターをつい控えめにしてしまい失敗しましたので、この日はたっぷりと使い、うまくできました!それから、ビーゴリはやや太めなので、フライパンを返しながら長めに炒め合わせる方が、ソースが麺にしっかりなじみますよ。うちでは、パルミジャーノ・レッジャーノと粗びき黒胡椒をかけていただきました。

パンとズッパは、すでにご紹介済みなので、割愛しますね。ひよこ豆ズッパはお気に入りの1つだったので、久しぶりにいただけて嬉しかった~。ひよこ豆の味オンリーのように感じるのですけど、それだけでこんなに美味しくなるわけがないので、一体どうやって作られているのだろうと、すごく不思議。(2020年12月12日)

エッセの小箱 前菜

ファットリーア エッセの小箱 前菜

1つ1つが味わい深い。丁寧なお仕事

「ファットリーアエッセの小箱」、前菜3品からご紹介していきます。
まずは写真左上「昆布締めにした厚切りブリのマリネ、柚子の香り」。柚子香がさらりと香り、ブリの甘い脂がうまい~。10cmくらいの大きな切り身。そのうえ1cm以上ありそうな厚切り。これ、このままメインでもいけるのではないでしょうか。昆布でしっかり締まっていて、噛みしめるたびに旨味が広がり、びっくりするくらい食べ応えあり。いきなりの重量級。しょっぱなからワインがすすんでしまう!酒飲みにはたまりません!
ブリに合わせたのは、飲みかけだった、フランス ジュラのドメーヌ・ベルテ-ボンデのサヴァニェ。この子は本当にできる子でして、「これって白かな、赤かな」と迷ったときのお助けマン。個性的なんだけれど、決して尖ってなくて、透明感とユーモラスな温かみを感じる白ワインです。和食にも合わせやすいので、昆布締めブリにぴったりでした。

続いて逆時計回り、左下「鶏白レバーのアフミカート」。アフミカートとは、燻製という意味ですね。先ほどのブリに負けず劣らずの重量級、濃厚です。やわらかい食感を残した火入れに、さらりとした燻香。ねっとりしているのだけれど、それがまったく嫌みじゃなく、旨味が舌に沁みわたります。レバーのおいしさそのもので勝負。余計なものはいっさいなし。レバー好きの飲兵衛のためのお料理ですよね、絶対。安田シェフは、確かあまりお酒を召し上がらないはずなのに、なぜこんなに酒飲みのツボを心得ていらっしゃるのでしょう?ジュラの白ワイン、あっという間になくなってしまいました・・。

右下「鹿肉とトリュフ、ピスタチオのパテ」。ちょっとびっくりするくらい、おいしいです!ブリも白レバーもおいしかったんだけど、それとまた全然ちがう。ベーコンのような、炒った豆みたいな香ばしさ。ピスタチオとトリュフのお仕事でしょうか?それと、血というか鉄分の味。赤身で脂分がない分、3品の中でいちばん優しい味ですが、いちばん印象強かったです。
鹿パテからは、これもやはり飲みかけだった、エトナのボナッコルシさんの赤ワインを。この子も本当にいい子だったな・・。前菜だけで、なんだかもう、2泊3日旅行したぐらいに楽しいです(笑)。(2020年12月12日)

エッセの小箱

ファットリーア エッセの小箱

ワインを飲みたくなる、珠玉のコース

気になって、早々と入手いたしました!期間限定 コース仕立てのテイクアウト「Cassetta di Fattoria S(ファットリーア エッセの小箱)です!

上の写真が全貌(ワインも一緒に購入)。名前のとおり小さな箱に、これら珠玉のおいしいものたちが詰められていました。ご覧いただければおわかりだと思いますが、見た目は地味です(笑)。黄色と茶色で統一されていて、大人向けですね~、これは。野菜料理は含まれていないので、お野菜をちょっと足すと華やかにできそうです。パセリやトマト、ベビーリーフなどの生野菜や、マッシュポテトなどを用意されることをおすすめします。
1つ1つのお料理は、本当に丁寧に作られています。それから、お店の気持ちのこもったお手紙に、メニュー表と、お召し上がり方のメモ。どれもこれも、ファットリーア・エッセの誠実さを詰めこんだかのよう。どのお料理も、1口ずつじっくり味わいました。あぁ本当に美味しかった・・。
このテイクアウトコースはぜひ、ワインで召し上がっていただきたい!というより、ワインを楽しむためのコースとしか思えないです。至福のおうちディナーでした~。もう1回やりたいな!(2020年12月11日)

コース仕立てのテイクアウト

期間限定!コース仕立てのテイクアウト 12000円(2人前)

年末だけのスペシャルな「エッセの小箱」

和光市のイタリアン「ファットリーア・エッセ」で、嬉しいコーステイクアウトのお知らせです。実はもう申し込みの受付を開始されていますので、とりいそぎ、ご案内だけここに掲載しておきます。

エッセでは、ごく限られたメニューのみ(たぶん、豚ローストとバーニャカウダ)、長らく細々とテイクアウトを続けていらっしゃったようです。このたびは、年末特別企画として、コース仕立てのテイクアウト「ファットリーアエッセの小箱」を期間限定で販売。フルコースの豪華版です。パスタはおうちでゆでるなどのひと手間が必要ですが、そのほかは真空パックなので、保存が楽(ただし原則、当日中にお召し上がりを!)。温めるのも湯煎で簡単。
これだけ感染者数が増えていると、「おいしいものは食べたいけれど、外食するのも心配」という方も、多いのでは?また、小さなお子さんがいらっしゃるなど、「ちょっと素敵なお店でディナー」を楽しむことが難しい、という方もおられると思います。もちろんクロネコのように、単に「エッセのテイクアウトが好き」というエッセファンにとっても朗報ですよね!
お店で食べる方が、もちろん断然楽しいのですけれど、テイクアウトもまた違った非日常感があって(普段着・スッピンという気楽さもあり・・)、クロネコ夫婦はテイクアウトも捨てがたく大好き。エッセのテイクアウトは、お店で出すのと遜色ないくらい、丁寧においしく仕上げてくださっているのです。

それでは「ファットリーア・エッセの小箱」、まずはメニューをご紹介しましょう。

《前菜3品》
鶏白レバーのアフミカート
鹿肉とトリュフ、ピスタチオのパテ
昆布締めにした厚切りブリのマリネと柚子の香り

《パスタ》
埼玉県産 彩の国 黒豚とイタリア産ポルチーニ茸のラグーソース
手打ちの自家製ビーゴリ

《スープ》
ひよこ豆のズッパ

《メイン》
丹波篠山の猪肉の赤ワイン煮込み

《自家製パン》
フォカッチャ
自家製酵母のライ麦パン

《デザート》
イタリア菓子ボネ

ズッパやパンは、このレストラン応援サイトの過去記事(このページの下の方)でご紹介しています。そのほか、まったく同じメニューではないけれども、鶏白レバー、パテ、昆布締め、ビーゴリ、赤ワイン煮込みなど、よろしければご参考にしてくださいね。コースに合わせたワインを一緒に購入されるのも、おすすめ。好みや金額など、希望を伝えると、三宅ソムリエさんがおいしいイタリアワインを用意してくださいますよ。

申し込み・受け取り方法をご案内します。予約販売のみなので、必ずお電話で申し込んでくださいね。エッセのテイクアウトで、皆さまが素敵なおうち時間を過ごせますように!(2020年12月9日)

申込期間 12/8(火)~12/28(月)
※受け取り日の2日前までに要予約
※12/23(水)~12/25(金)に受け取り希望の方は、12/15(火)までに予約してください
受取日時 12/10(木)~12/30(水)
15:30~17:30
支払方法 現金のみ
※1セット2人前12,000円(税込)
電話番号 048-465-1562
営業時間 昼 11:30-14:30
夜 18:00-22:00
定休日 12/7(月)、12/14(月)、12/21(月)、12/30(水)、12/31(木)
※12/30は、テイクアウトのお渡しのみの営業
Facebook 最新情報は、こちらでご確認ください
https://www.facebook.com/FattoriaS/

豚ローストと赤ワインのランチ

豚ローストと赤ワインのランチ

ホロホロ鶏、最後の1切れゲット!

2020年6月より通常営業スタート。でもテイクアウトもまだ少し続けていらっしゃいます。ということで、もう最後かもしれない、と、6月13日のランチに、久し振りにテイクアウトしてきました!
ランチでいただいたのは、バーニャカウダ、ホロホロ鶏のパテ、黒豚のロースト。それに、軽めの赤ワインも。
豚肉は、メニューには「加須の香り豚」と書いてあったのですが、お得なことに、「彩の国の黒豚」のローストでラッキー!お肉の味は上品で、甘い脂肪の旨味がたまりませんね。
ホロホロ鶏は、最後の1カットをいただいてしまいました!わ~、これもラッキーでした!ホロホロ鶏ファンの方、すみません~。
赤ワインは、ファットリーア・マンテラッシのサンジョヴェーゼ主体。上品でなめらかな味わい。安田シェフのお料理にぴったりでした!
清流鶏と新じゃがいものカチャトーラは、残念ながら終了だそうです。通常営業を再開されたし、気温も高くなってきたので、テイクアウトはちょっとずつ縮小されるんじゃないかなと思います。エッセのテイクアウトは、通常メニューにないものがほとんどなので、まだ食べていない方はお早めに!(2020年6月15日)

バーニャカウダ

バーニャカウダ 900円

まるで宝石箱。和光市産お野菜たっぷり

さて、本題。テイクアウトのメニューについてご紹介していきますね。まずは前菜から。エッセの定番、バーニャカウダ。きれいですよね~(うっとり)。いろんなこだわり生野菜をかわいらしくカットしてあって、バーニャカウダソースにつけて頂きます。大根、蕪、人参、トマト、芋類などなど、色とりどりにカラフルなお野菜たちが、いつも10種類くらいかな。この宝石箱のようなバーニャカウダを食卓に置くだけで、がぜん、気分は盛り上がります。エッセはもともと、地産地消にこだわっていらっしゃり、お野菜のほとんどが、和光市産か埼玉県産。和光市、実は農家が多いのです。生野菜嫌いなクロネコですが、エッセのバーニャカウダは好き。大好き。野菜って、おいしい!地場の新鮮なお野菜を食べるって、大事ですね。テイクアウトは1つでたっぷり2人分はあって、だいたいいつも食べきれず・・。ランチで食べた後、残りを夕食のサラダに混ぜて、バーニャカウダソースで和えたりしています。バーニャカウダソースが、これまたおいしくて、量もたっぷり。残った分はマヨやドレッシングと和えてサラダに使ったり、パンに塗ったり、魚のソースにしたりと、いろいろ楽しませていただいています。
ちなみにお店では、夜のアラカルトでバーニャカウダを出していらっしゃるのですが、本当にかなりなボリュームなので、2人だと頼むのにちょっと躊躇することも。逆に、「今日は野菜をもりもり食べたいぞ!」というときには、ぴったりです。あとランチには、これを賽の目にカットしてバーニャカウダソースと和えたものを、前菜の盛り合わせで出してくださいます。クロネコはこのスタイルが大好きで、テイクアウトして自宅で真似してみたりもしています。
早くお店を再開できないかなぁ。(5月30日追記:6月3日より、営業再開です!)

鶏白レバー

鶏白レバーのムース 500円

レバーのおいしさを存分に。ふんわり上品ムース

みなさま、レバーはお好きでしょうか?クロネコは大好きです!焼き鳥屋さんでも、絶対に注文しますね。レバーのおいしい焼き鳥屋さんは、信用できます。たぶん、新鮮度や肉の扱いが、ダイレクトに味に反映されるからだと思います。普通のレバーよりも脂肪分の多い鶏白レバーも、もちろん大好き。それをペーストでなく、ムースに仕立てるところが、安田シェフらしい感性です。
こちらのレバームース、最高においしいです!安田シェフは、ムース系がお上手で、モツ系もお上手。だからこのムースは、安田シェフを体現しているお料理と言ってよいでしょう。ふんわりとした口当たりで、とっても上品。でも、しっかりとレバーのおいしい苦みも楽しめます。これを食べずしてエッセを語るなかれ!1カップで、十分に2人前はあるんじゃないかな。このまま食べてもよし、バゲットに塗ってもよし、サンドイッチにしてもよし。ワインは、軽い赤かロゼがおすすめです。

鯵の昆布締め

鯵の昆布締め 完熟トマトソース

トマトとオレンジでドレスアップした鯵

安田シェフといえば、昆布締め。
普段、アラカルトで、いろいろなお魚たちが昆布締めでよく登場しています。最初にいただいて以来、エッセの昆布締めにはまり、見かけるたびに食さずにはいられぬ我々。テイクアウトにも登場したなら、もちろん、お持ち帰り決定です。
昆布締めといっても、うっすら旨味をのせるくらいに軽い締め。石山農園さんの完熟トマトで作ったソースが、これまた絶品。もしかすると、本当の主役はソースなのではないか?というくらい、奥深くて優しい香り広がるソースです。これ確か、『美味しんぼ』に登場した、あのトマトですよね?オレンジが華やかなアクセントとなって、爽やかな初夏を感じさせる逸品ですよ
上写真は、約半人前。実際にはしっかり1尾分あります。盛りつけ苦手ですみません・・(汗)。

ミネストローネ

ミネストローネ(野菜のスープ) 700円

しみじみ味わう、具沢山スープ

続いては、ミネストローネ。おいしそうな写真を撮れなかった・・いつか、差し替えよう・・(追記:差し替えてみました。地味だけどおいしいんですよ!)。
ミネストローネというと、私はトマトスープのイメージがあったのですが、エッセのミネストローネはトマト感ゼロ。少なくとも、見た目には入ってないです。北イタリア風ミネストローネなのでしょう。人参、玉ねぎ、キャベツ、セロリ、お豆など、具沢山とろとろ。一口食べて「うま~い!」これはうまい!ブイヨンをしっかりとっていらっしゃるのだと思います。
こういうのは、家庭ではちょっとできない。
野菜だけの具で、これだけのうまさ。
ボウルごと抱えて食べたい感じです。
ボリュームたっぷりで、1つで2人分はありますね。でも、たっぷり食べたいから、うちは1人1つずつテイクアウト!ミネストローネ、隠れた和光市名物、と言ってもよいのでは?!

ひよこ豆のズッパ

ひよこ豆のズッパ

豆の風味を楽しむ、食べるスープ

さらに地味な見た目ながら、こちらのズッパもかなりおすすめ。
コンソメかな?出汁の旨味と豆の風味が、絶妙。ひよこ豆そのものを、存分に楽しむことができますが、これだったら豆嫌いな人でも思わず「おいしい!」と言ってしまうんじゃないかな。
ミネストローネと同じく、このズッパもボリューミー。まさに、食べるスープ。この見た目からは想像つかないくらい、後ひきますよ!

パニーニ

ロゼッタでランプレドットのパニーニ 650円

テイクアウト限定の新しいメニュー

続きまして、テイクアウト限定メニュー!
なんと安田シェフ、こんな大変な最中に、テイクアウト用で新しいメニューを考案なさいました。日本では見慣れないカタカナが並んだ名前なので、ちょっと説明を。
ロゼッタとは、バラの形のパン(もちろん自家製)で、ローマの名物なのだそうです。ネットでちらりと調べてみたら、ローマではロゼッタに、肉やチーズ、果物など、いろいろなものを挟んで食べるのだとか。ロゼッタは作業工程が複雑で作るのが大変すぎて、ローマから消えつつある、という記事も見かけました。本場ですたれつつあるロゼッタ、なぜか和光市で大流行の兆しですよ!実際にリピーター続出だとのことです。新たな和光市名物ですね。期間限定ではもったいない!それからランプレドットとは、ギアラ(牛の4番目の胃袋)のこと。モツ好きさん、必食です!
エッセのパニーニは、このランプレドットを塩ゆでして、サルサヴェルデ(パセリのソース)で和えて、ロゼッタに挟んであります。これが・・ちょっ、マジに、うまいです!もっと油っぽくて、重たい感じなのかな~と想像していたけれど。全っ然そんなことはありません。不思議。ロゼッタは、かなりしっかり生地で、しっかり噛み応えありますが、中はふっくらしていて、小麦の香りも優しい。ランプレドットは茹でてあるから、まったく油っぽさを感じないし、塩分もきつすぎず、むしろあっさりしています。サルサヴェルデがほどよく絡んで、文句なしにおいしい~!そういえば、クロネコはモツ煮も塩味の方が好きなのだった!あ~、食べ終わったばかりなのに、もうまた食べたくなってきちゃったな。
安田さんは、「気軽に、マックみたいな感じで、食べ歩きしてほしい」とおっしゃっていたんです。それを聞いたときは「あ!それ、おいしそう!」って思ったのですが。撤回します。ごめんなさい。私はおうちで、ワイン飲みながらゆっくり味わいたい!
この日は、このパニーニに合う赤ワインもセレクトしていただいて、おうちで楽しいランチができましたよ。
次回は、三宅さんおすすめの白ワインで合わせてみてもいいな~
(パニーニは、販売終了しています)

和牛ボロニェーゼソース・ビーゴリ

自家製手打ちパスタ ビーゴリ 400円 / 和牛ボロニェーゼソース 1400円(2人前)

こういう味わい深いパスタは、たまらない

こちらも、エッセの定番メニューですね。安田さんの手打ちパスタ"ビーゴリ"と、和牛ボロニェーゼソースです。
ビーゴリとは、ヴェネト州の太麺パスタ。表面がざらざらとして、しっかり味ソースに合うパスタです。手打ちなので、生麺をテイクアウトして、おうちで茹でなければなりません。ボロニェーゼソースも、バターを加えておうちで仕上げなければなりません。なので、ちょっとハードル高し。私は・・初回、見事に失敗しました(泣)。ちゃんと作り方の紙をいただいたのですけどね。家だとどうしても、塩やバターの量を控えちゃうんですよね・・。ダメだ!エッセをおいしくいただくためには、カロリーごとき、ためらってはいけない!また、リベンジしてアップします!和牛ボロニェーゼをテイクアウトされる方には、ぜひ、カロリーなど気にしないことをおすすめします!
あ、でも、クロネコがいくら失敗したからと言っても、もちろんおいしく頂きましたよ。やはり安田さんの小麦粉料理はおいしいなぁ。小麦粉好きとしては、こういう味わい深いパスタは、たまらないです。

鴨肉のラグーソース・ビーゴリ

自家製手打ちパスタ ビーゴリ 400円 / 鴨肉ラグーソース 1800円(2人前)

濃ゆい旨味のラグーソース

テイクアウトのパスタ、リベンジ!今度は、鴨肉ラグーソースで。
前回(ボロニェーゼソースで)、茹で方も、パスタソースの仕上げも、失敗してしまったので、今度は鴨肉ラグーソースで再チャレンジしましたよ。ボロニェーゼはバターで仕上げるのですが、こちらのラグーソースはオリーブオイルとパルメジャーノ・レッジャーノで仕上げます。今度はうまくいった!ビーゴリは、茹で時間がやはり少々足りず・・。自宅だと火が弱いので、気持ち長めにした方がよいのかもしれません。これは、再々チャレンジせねば・・。
それにしても鴨ラグー、抜群においしい!あらかじめ火入れした鴨肉を手で裂いて、キノコと合わせてあります。鴨の旨味に圧倒される~。まるでデミグラスソースのような濃い旨味ですが、そこは安田シェフらしく、いくら食べても食べ飽きない。和牛ボロニェーゼとどちらが好きか・・悩む。真剣に悩ましい問題。安田シェフのパスタは本当に、和光市ナンバーワン、いや、埼玉ナンバーワンですね!

ラザーニャ

ラザーニャ

テイクアウトでしか味わえない、エッセのラザーニャ

これ、絶対、普段のメニューに出せないですよね?
ボロニェーゼソースのリベンジを・・と考えていたら、ラザーニャが登場してしまいました。ラザーニャは手がかかるから、普段のメニューにはなかなか出せないと思うんですよね。つまり、今だけ!の可能性が高い!
ということで、リベンジは諦め、ラザーニャお持ち帰り、決定です。
ラザーニャって、実はバランスがとても難しいお料理だと思います。日本でいえば、おにぎりみたいなもの?単純なだけに、センスが如実に表れてしまう。ソースが主張しすぎてもだめだし、少なかったら物足りないし。層がたくさんあった方が嬉しいけど、生地の味や厚みによっても変わってきますよね。
エッセのラザーニャ、クロネコ的には、完璧でした!ボロニェーゼソースのしっかりとした旨さと、5層にも重ねられたパスタ生地が、ちゃんと溶け合っていて、ホワイトソースがそれを優しく包み込む、という、いいバランス。子どものとき、世界でいちばんおいしい食べ物はラザーニャだ、と思っていたこと、思い出してしまいました。
(ラザーニャは、販売終了しています)

ジェノヴェーゼ

ジェノヴェーゼソース 1200円(2人前)

鮮やかな緑が美しい!完璧なソース

はっとするほど、美しい彩りです。
写真よりも、もっとずっと美しいグリーンでしたよ。こちらは、ソースのみ。乾麺がおすすめ、ということだったので、ビーゴリ(生麺)は諦め、ディチェコのペンネに合わせてみました。ん~、バジルの香り満点!これは、今まで食べたどのジェノヴェーゼソースよりも、おいしい!
ジェノヴェーゼって、風味が命。なのに、その風味がイマイチだったりとか、オイリーすぎてしまったりとか、意外と好みなものに出逢わないのですよね。思いがけず、和光市で出逢ってしまいました。
エッセのソースは、100%バジルなんじゃないか、というくらい、とにかくバジルです!青臭さはまったくなく、新鮮なバジルで作られているんだろうなぁ。チーズも入っているかな?バジルの風味をうまく引き立たせる程度です。これは、パンに塗ったり、白身魚のソースにしても、おいしそう。あぁ~、でも、もうすぐテイクアウトもなくなってしまうのか・・。
ペースト状のソースのみなので、お好みで、いろんな具を合わせて楽しめます。クロネコは、帆立、グリーンアスパラ、赤パプリカ、ゆで卵で作ってみました。

豚肩ロースのロースト

豚肩ロースのロースト 2000円

じゅわっと旨味があふれだす、豚ロースト

さて、そろそろメイン料理。まず、黒豚肩ロースのロースト、キャベツ添え。マスタードソースがついてきます。上の写真でだいたい半人前です。
これがですね、たまらなくおいしいのです!そろそろ語彙キャパ越え・・。たまらなくおいしいメニューだらけで困ります!
噛めば噛むほど、肉と脂の旨味がじゅわーっとあふれてきて、体中が「む!うまい!」と唸る感じです。そんな瞬間が、肉を1切れ口に入れるたびに起きるわけです。「たまらなくおいしい」しか、言いようがないということ、おわかりいただけるでしょうか?
そして私と夫の隠れたお気に入りが、添え物のキャベツ(笑)!いや、笑い事ではなく、まじで。
私は好きなものを最後に食べるタイプなのですが、豚とキャベツのどちらを最後にしようか、迷うくらいなレベル。
シャキシャキで、甘味があります。豚の旨味も吸ってるし。キャベツも和光市産なのかなぁ。今度、伺ってみよう。豚肉は、だいたいいつも埼玉県産を使っていらっしゃると思います(和光市産ではないですね)。豚ローストをテイクアウトするときは、真空パックではなく、作り立てを容器に入れてくださいますよ。

鶏と新ジャガイモのカチャトーラ

鶏と新ジャガイモのカチャトーラ 1300円

ローズマリーがふんわり香る、塩味カチャトーラ

カチャトーラも、トマト味のイメージが強いですが、こちらは塩味。どうも、トマトを多用するのは南の方みたいですね。ローマとか北の方では、塩味が主流のようです。写真は、夫と半分コしたので、半量(大きな切り身が4つ)。半分でもけっこうなボリュームです。写真奥の野菜たちは、私が勝手に足しています。
鶏もジャガイモも、ローズマリーの風味がほどよく効いて、とってもおいしい。お肉はやわらかくて、しみじみ味わいがあります。鶏は和光市産ではなく、この日は岩手の清流鶏というお肉でした。テイクアウトは真空パックでくださるので、冷蔵庫で保存もしやすいし(たぶん、テイクアウトは本来、当日中のお召し上がりじゃないとダメなのでしょうが)、湯煎でお肉が硬くならずに温められるので、とっても便利ですよ。
(カチャトーラは、販売終了しています)

テイクアウトのパン

自家製パン 400円(4切れ)

パンもテイクアウトできちゃいます!

エッセでさり気なく魅力的なメニューといえば、自家製パン!クロネコ夫婦は元々、パン好き。そして、安田シェフが作ってくださるパンが大好き。いつもテイクアウトしたいなぁと思っていたのだけれど、シェフがお一人ですべてをやっていらっしゃるので、普段はなかなかテイクアウト用の分までは作れなかったのだそうです。だからテイクアウトメニューに「パン」を見つけたときは、ガッツポーズ!
どちらのパンも、クセのない、優しい味わいです。フォカッチャは、ローズマリーの香りがふうわりとして、塩気もほどよい。ライ麦パンは、噛みしめるとじわんと味わい深いです。フォカッチャって、油っぽいものが多くないですか?安田シェフのフォカッチャは、全然そんなことないんです。だからいくらでも食べられちゃう。ライ麦パンも、甘味と酸味のバランスがよく、とても食べやすくて、食事にぴったりなパンです。
テイクアウトできるのは、ローズマリーフォカッチャと、自家製酵母ライ麦パン。2つずつ計4切れ入っています。おうちで食べるときには、軽く霧吹きしてから、トースターで軽く焼くのがおすすめ。焼きすぎないでね!うちでは、500Wのトースターで2個4分間、焼いていますよ。ご参考までに。

ヨモギのジェラートと苺のジェラート

ヨモギのジェラートと苺のジェラート 各380円

香り濃厚、ふわっと優しいジェラート。食べ歩きにおすすめ

エッセのテイクアウト初登場のデザートは、ジェラート!ヨモギも苺も、安田シェフご実家で採れたものだそうです。デザートまで和光市産とは、なかなかやりますね・・。ヨモギのジェラートは、口に入れるとふんわりクリーミー。飲みこんだ後に、ヨモギの爽やかに青臭い香りがふわっと喉を通り抜けます。苺のジェラートは、香り濃厚、なのに後口がさっぱりしていて、いくらでも食べられそう。私は実は、甘いものと冷たいものが苦手なので、アイスクリームやシャーベットの類はもっとも苦手。でもこのジェラートたちはおいしいなぁ。
ジェラートは数量限定なので、早い者勝ちです!季節によって、またいろんなジェラートを作ってくださる予感ですけれどね。ジェラートはカップでの提供。希望すればスプーンをつけてくださり、お散歩しながら食べられます。ジェラート食べ歩き、和光市で流行るかな?ちなみに私は、保冷剤と保冷バッグを持参して、おうちでいただきました。

ワインのテイクアウト

エッセの隠れたもう1つの魅力

ソムリエの三宅さん

「おうちエッセ」には三宅さんのワインも欠かせませんね。
和光市「ファットリーア・エッセ」になくてはならぬ存在、それはソムリエ・三宅さん!三宅さんがセレクトしてくださるワインは、楽しいワインが多いです。「個性的なワイン」と言いたいところですが、日本語で個性的と言うと、エキセントリックなイメージがあったりもして、しっくりこない。ワインの作り手さんや、ブドウ品種のもつ個性を、いい感じに表現したワインが多い、という言い方で、うまく伝わるでしょうか?クロネコはワインにはまったく詳しくありませんが、三宅さんの説明を伺っているだけでも楽しいです。確か、ほぼイタリアンワインで揃えていらっしゃるはず(さすがに和光市産ワインはない・・)。ビオ系(オーガニック系)ワインもありまして、三宅さんがセレクトしたビオ系ワインは、他のどのお店でいただくよりもおいしいのです!
三宅さんに「この料理に合う安めのワインください」とか無理なこと言っても、すっごく考えてちゃんと持ってきてくださいます。テイクアウトできるので、ぜひ!ワインは予約必須ではないので、ふらっと買いに立ち寄ってもOK。ワインに詳しい方でも、詳しくない方でも、楽しんでお買い物できますよ。1本1,000円台から、お高いものでは1万円くらいのものまで。三宅さんおすすめワインに、外れなし!

他にもまだまだおいしいテイクアウトメニューがあるので、写真を撮れたら、またアップしたいと思います。

テイクアウト・ディナー

おうちで楽しく優雅なディナー

ある日の贅沢ディナー 2020年5月23日

エッセのテイクアウトで贅沢ランチをしたら、もちろん贅沢ディナーもやりたくなります。ちょうど安田シェフが、がつんと肉を焼きたくなられたようで(信頼できる情報筋より)、テイクアウト期間の最後に、豪華なお肉料理が登場!
そのうちの1つが、こちらのシャラン産鴨!これは最高!安田シェフは、お肉もお魚も、火入れが本当にお上手なんですよね。外側がカリっとなっていて、中まできちんと火が通っているのに、肉の柔らかさも旨味も損なわれていない。そして、これだけ何度も食べていながら、これまで一度も失敗がない。これは驚異的です。
シェフご実家で採れた苺を使ったソースが、鴨によく合いました。ベリーの香り、最後にふわっとお肉にまといます。口に入れると、じわーんとおいしさが広がって、本当にしあわせ。

テイクアウト・ランチ

おうちで楽しく優雅なランチ

ある日の贅沢ランチ 2020年5月9日

エッセのテイクアウトで、贅沢ランチ!を、ときどき無性にやりたくなります。エッセが和光市にあって、本当によかった(涙)。本日のテイクアウトランチメニューは、バーニャカウダ、ミネストローネ、ホロホロ鶏パテ、ランプレドットのパニーニ。贅沢、と言ったって、これで1人2,000円くらいだもの。たまにはいいよね!週末にご褒美だ!
ホロホロ鶏のパテ。「早い者勝ちです」とSNSでお知らせがあり、乗せられるままに買いに走りました・・。もちろん乗せられてよかった!鶏の旨味と風味がぎゅぎゅっと詰まっていておいしい~。これ1切れで、ワイン1本いけます。今日は、以前にエッセで購入したトスカーナのヴィンテージもの赤ワインを合わせました(イル・チヴェッタイオのサンジョヴェーゼ)。ヴィンテージなので、とても濃厚で奥深いワインですが、ホロホロ鶏、ちっとも負けていません。合う合う!あ~、至福・・。
バーニャカウダも、ミネストローネも、パニーニも、何度食べても「おいしい」と言ってしまいます。「1口食べてうまい!」って、よくあると思うのですけど、エッセのお料理は「2口目から”も”どんどんうまい!」。旨味の達人ですね、安田シェフ。食べるほどに、後から後からおいしさが広がる。三宅さんおすすめワインとともに食べると、さらに世界が広がる。そんな変化が楽しくて、やみつき。早食いの夫が、エッセのお料理だけは、噛みしめながらゆっくり食べています(いいことだ)。

テイクアウト・ランチ

『ファットリーア エッセ』テイクアウト情報

なるべく最新情報を掲載するつもりですが、念のため、お店のウェブサイトなどをご確認ください。6月3日よりイートイン再開。テイクアウトも少し続けながら、かもしれません。
ワイン以外は、完全予約制です。
パニーニは、予約なしの場合、15分くらい待つかもしれません。シェフ1人、ソムリエ1人の小さなお店なので、どうぞご了解ください。

テイクアウト情報

住所 埼玉県和光市本町5-9 イルピーノ1F
電話 048-465-1562
注文時間 ①昼の受け取り:当日11時まで
②夜の受け取り:当日17時まで
受取時間 ①昼:12:00-14:30。
②夜:18:00-20:00
※お支払いは現金のみです。
12月の定休日 12/7(月)、12/14(月)、12/21(月)、12/30(水)、12/31(木) ※12/30は、テイクアウトのお渡しのみの営業。
公式サイト 実際のメニューや予約方法は、こちらでご確認ください
https://fattoria-s.jimdo.com/
Facebook ホットな話題、最新メニュー状況などを掲載中
https://www.facebook.com/FattoriaS/

Fattoria S(ファットリーア エッセ)

〒351-0114 埼玉県和光市本町5-9 イルピーノ1F

048-465-1562

営業時間
基本的に予約制(要電話確認)
【昼】11:30~14:30(ラストオーダー13:30)
【夜】18:00~22:00(ラストオーダー20:30)

定休日
月曜日(祝日の場合は翌日)
月1回不定休予定

席数
テーブル席:28席 / カウンター席:4席

現在、新型コロナウイルス感染予防のため、人数制限や換気、消毒用アルコールの設置などの対策を行っています。

アクセスマップ