Fattoria S


ファットリーア エッセ
和光市イタリアン|エッセ

和光市でいちばんおすすめのイタリアン

ファットリーア エッセ|埼玉県和光市

ファットリーア・エッセは、和光市駅近くにある北イタリア料理屋さん。
和光市出身・安田シェフが、「地元で良質なお料理を提供する、居心地のよいお店を」ファットリーア・エッセのウェブサイトより抜粋)との思いで立ち上げた、北イタリア料理レストランです。
このページでは、2021年のファットリーア エッセの魅力について、お伝えしています。2020年のページ2022年のページもありますので、よろしければご覧くださいね。
また、ファットリーア エッセでは、新型コロナウイルス感染症対策として、距離をとるために客席数を制限したりなど、可能な限りの協力をしてくださっています。いらっしゃる皆さまも、ぜひ感染対策しながら、お食事とワインをお楽しみください。営業時間など最新の情報は、公式ホームページ公式Facebookで必ず確認をお願いします。

以下、エッセへいらっしゃる際の注意点です。

  • 事前に電話予約が必要です。
  • 予約時、アラカルトかコースかをお伝えください。
  • ランチはコースのみ。どのコースか、事前に選んでくださいね。
  • 5人以上の予約は、要相談です。
  • 入店時、手洗いか、アルコールによる手指衛生にご協力ください。
  • パーティープランは、当面お休みです。
  • お食事中も、会話時はマスク着用をお願いします!
店内もテーブルも広いですし、換気や距離など徹底されています。自分自身が気をつければ、感染リスクの低いお店です。和光市内で安心しておいしいものをいただける、貴重なお店ですね。

苺とカカオのサブレ、ピスタチオのクリーム

ドルチェ 苺とカカオのサブレ

サクサクのサブレにふんわりクリームが最高

ようやく最後のドルチェにたどり着きました。写真ではちょっとわからないですが。ピスタチオとマスカルポーネのクリームに覆われているのは、イチゴと、砕いたカカオのサブレ。
まず、とても軽やか。でもふんわりなだけじゃなくて、イチゴの酸味と、クリームと、カカオのチョコ感がベストマッチ。そして、ちょっと苦いようなピスタチオの風味が優しいアクセントになっています。これはおいしい!
サブレの軽さがまた絶妙。デザートかくあるべし。金箔がちらしてあって、クリスマスみたいだな~と思ったら、翌日からのクリスマスディナーで出す予定なのですって。

時間がかかってしまいましたが、12月22にちのディナー紹介はここまで。これで2021年をようやく締めることができます。2022年も、また新たなページでご紹介していくつもりです。
1月21日からまん延防止措置で、また時短営業です。営業時間をご確認のうえ、必ず事前に予約してからいらしてくださいね。そしてぜひテイクアウトで「おうちエッセ」も楽しんでみてください!(2022年2月4日)

カレーマのネッビオーロ

カレーマのネッビオーロ

酸の余韻が素晴らしい

夫が選んだのは、プロデュットリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマのネッビオーロ。こちらも2015年。この長い名前は、ピエモンテ州のカレーマという村の協同組合のこと。「1960年にカレーマのワイン文化を後世に残すことを目的に設立された」そうです(面白いので、ぜひテラヴェールさんの解説を読んでみてくださいね)。干し梅みたいなニュアンスで、酸味もあって複雑な味わいで、後からじわっとやってきます。飲み口がさらりとしていて瑞々しいところが、仔牛とぴったり。

赤ワイン対決、どちらかといえば私がカレーマ、夫がロエラを気に入りました。どちらもおいしかったし、仔牛にも合いましたし、はっきり言って甲乙つけがたいですね…。
それにしても、同じピエモンテのネッビオーロで2015年なのに、こんなにも味わいが違うことが衝撃です。どちらもブドウらしさ全開というか、生き生きとして楽しいワインたちでした。(2022年2月4日)

カッシーナ・ロエラ ピーヴァ

カッシーナ・ロエラ ピーヴァ

果実感ある優しいネッビオーロ

仔牛に合わせた赤ワインをお願いし、協議の結果、仔牛の産地ピエモンテ州の赤ワイン対決をしようということになりました。
私が選んだのは、カッシーナ・ロエラのピーヴァ、2015年。ネッビオーロ100%です。果実味あふれる香りで溌溂としているけれど、同時に穏やかでもあって、飲んでいると心が落ち着きます。アスティで作られているんですね。アスティといえば、甘口スパークリングワインしか知らなかったな。
ロエラのワインがおいしかったので、そしてたまたまネットで見つけてしまったので、ついついケース買いしてしまいました(笑)。(2022年2月4日)

ファッソーネ仔牛フィレのロースト

メイン ファッソーネ仔牛フィレのロースト

仔牛と思えぬ上品で深い味わい

この日のメインは、なんと贅沢、ファッソーネ牛!ピエモンテ州の高級牛ですね。しかもフィレ肉。ローストしてトリュフを散らし、赤ワインソースにラディッキオ・タルディーボを添えた一皿。
さすがファッソーネ。トリュフと抜群に合いました。なんだかもう、デザートみたいで、甘くやわらかな赤身は、仔牛と思えぬ深い味わい。脂肪分が少ないからか、これだけ厚切りなのに肉々しさがなくて上品です。11月に来たときに、「今年いちばんの贅沢をしてしまったー」と思っていたのですが、この日のディナーが第1位かも。
ラディッキオ・タルディーボ(本当は、もうちょっと長い名前だと思いますが)は、チコリの仲間で苦みがあります。でも甘みもあって瑞々しく、ちょっとヤングコーンみたいな風味ですね。イタリア野菜っておいしいです!(2022年2月4日)

トスカーナとフリウリの赤ワイン

トスカーナとフリウリの赤ワイン

どちらも私好みでかわいい系

豚肉には赤ワインですよね。写真左は、チンタ・セネーゼ豚の出身地に合わせ、トスカーナ州コッロソルボのロッソ・ディ・モンタルチーノ。サンジョヴェーゼ100%。可愛らしい丸みをおびた果実味で、バランスのいいエレガントなワイン。そうそう、サンジョヴェーゼっておいしいよねー、と改めて思わせてくれました。
写真右は、フリウリ-ヴェネツィア・ジューリア州ムズィッチのフリウリ・イソンツォ。イソンツォの名産メルロー100%です。辛口なのだけれど、甘い果実味がとろっとして、しっとり柔らか。豚の脂の甘い感じとよく合いました。これもおいしかったなぁ。(2022年2月4日)

チンタ・セネーゼ豚のラグー

タリアテッレ チンタ・セネーゼ豚のラグー

食べてて疲れない、穏やかなお肉

2皿目のパスタは、豚のラグー。チンタ・セネーゼは、トスカーナ州シエナ地方の古代品種の黒豚です。自然にのどかに育てられた、貴重な豚さん。これはおいしい・・!脂に甘みがあります。そして深い旨味がありながらも、どこか透明感を感じさせますね。びっくりするくらいクセがなく、穏やかなお肉。変な言い方ですが、食べていて疲れないお肉。ストゥッツィキーノに使われたプンタレッラの外皮も刻んであって、ジューシーな脂をすっきりと整えてくれていました。この甘くて穏やかな味わいが、タリアテッレとよく合いました。(2022年2月4日)

生シラスとカラスミのスパゲティ

生シラスとカラスミのスパゲティ

繊細な磯の風味がさっと香る

忙しくしていて、ちょっと更新が滞ってしまっていました。昨年12月22日のディナーの続きをきちんと終わらせたいと思います。その後もテイクアウトしたり、実は今日もディナーに伺うのだけれど、いつアップできることやら…。がんばります。
ということで、あの日のパスタのご紹介から。

生シラスをおいしいと思ったのは、人生で初めてだったかもしれません。そもそも生シラス丼が好きじゃないのです。こんな風に温かいパスタやバター(かな?多分、バター)と合うとは意外でした。
それにしてもシラスの味を表現するのって、難しいですね…。生のままだと、味そのものはそんなにないのでは、と思っていたのですが、ちっともそんなことはなかったです。タタミイワシみたいな磯のテイスト。思うに、この繊細な風味には、醤油って強すぎてしまうのではないでしょうかね…。カラスミとは抜群の相性でした。生シラス、パスタで食べるべし。(2022年2月4日)

生シラスのスパゲティに合わせた白ワイン

生シラスのスパゲティに合わせた白ワイン

どちらもそれぞれに個性的で面白い

次のお料理を見据えて、白ワインをグラスで2種類。
写真右は、サウロ・マウレの娘さんの名前を冠したプリ。品種はガルガーネガ。11月にいただいておいしかったので、もう一度飲んでみたくて、私が注文しました。うん、やはり、杏のような梅のような、そしてちょっとお茶のような感じもあるんですよね。マウレ氏はヴェネト州の若手の造り手さんなのですが、お若いからなのか、楽しく溌溂とした味わいです。
写真左は、トスカーナ州モンテクッコのペラッツェータ・サーラ・ビアンコ。シャルドネ主体で、マルヴァジアやソーヴィニヨンなどいろいろ混ざっていて、複雑。ちょっとスモーキーで、流木をイメージさせる味があるかと思えば、リカちゃんの髪の毛みたいな香りや、ソーヴィニヨンの花のような香りもあり。一口ごとに変化していくようで、面白かったです。
まったく個性の異なる白ワインたちでしたが、これがどちらもお料理(この後にご紹介予定、生シラスのスパゲティ)に合うのが本当に不思議!三宅ソムリエのセレクトは、いつも間違いないのです。(2022年1月9日)

燻製ブリの蕪スープ仕立

前菜 燻製ブリの蕪スープ仕立

ブリとカブの幸せな組み合わせ

お通しにもびっくりしましたが、前菜でもびっくり。安田シェフお得意のブリの燻製が、純白のドレスをまとって登場しました。
蕪のスープはポタージュよりもさらりとしていて、見えませんが玉ねぎソースが敷かれていて、大豆のマイクロリーフが飾られていました。とにかくブリがおいしい。燻香はしっかりめですが、決して嫌みでなく、厚切りの肉はしっとりと甘みがありました。玉ねぎソースがいい感じの酸味を添えていて、マヨネーズのようなコクを感じられるのですが、ブリの際立った旨味を上手に引き立てていますね。ブリにクリーミーなものが合う、というのが不思議。これは、今までいただいた安田シェフのブリ料理の中でも、1、2を争うおいしさでした。安田さんのセンスには、いつも感動します。(2022年1月9日)

プンタレッラのサラダ

ストゥッツィキーノ プンタレッラのサラダ

青い苦みとシャキシャキ感が爽やか

12月22日。やはりエッセへ行かなければ1年を締められない!と、ファットリーアエッセにて、夫と2人だけの忘年会でした。
翌日から3日間クリスマスメニューで、それも惹かれたけれど、そこはあえて外して。5500円のコースに、いい食材が入ったらその分プラスしてください、とお願いしましたら、かなりゴージャスなコースにしてくださいました。1年の締めにふさわしい、幸せなお料理とワインたち。遅くなってしまいましたが、ちょっとずつご紹介していきます。

いつものようにグラスの泡で乾杯していたら、ちょっと珍しいものがやってきました。プンタレッラというイタリアのお野菜。ローマでよく食べられるのだそうです。アンチョビ、ニンニク、レモンで和えた、とてもシンプルなサラダ。これがおいしかった!山菜みたいな、チコリみたいな、ほのかな苦みと、ぬめっとした青臭さがあります。こんな風に書くとおいしくなさそうですが、この青くて爽やかな苦みとシャキシャキ感は、ボウルで抱えて食べたいくらいおいしかったです。レモンがさっと清々しく香り、スパークリングワインにぴったりなおつまみでした。
このプンタレッラ、後で調べてみたら、実際にチコリの一種なのですね。カタローニャという野菜の新芽をプンタレッラと言うようです。写真で見ると、ゴージャスなチコリ、という見た目でした。なんと、日本でも栽培されています。和光市では見かけないなぁ。(2022年1月8日)

黒あま、ピスタチオのジェラート

ドルチェ 黒あま ジンの香り ピスタチオのジェラート

異空間を旅するデザート

黒あまという和歌山県の高級柿のデザート。果肉は黒っぽく、熟した甘味が強いのですが、ぱきっとした歯ごたえがあって、これだけでもデザートとして成り立ってしまいそうです。そこに、ネマという日本のノンアルコールジンのジュレと、イタリア産ピスタチオのジェラートという組み合わせ。
ネマは、エッセのノンアルコールメニューにも登場しています。ジュニパーベリーだけでなく、バラの香りもあるし、その他、いろんな複雑な香りが次々に立ち現れるジンです。ピスタチオのジェラートは、ピスタチオの香りがすごく濃厚。
こんな風に3つともまったく違う個性なのに、不思議とバランスがいい。柿の甘味と歯ごたえ、ピスタチオのまったりとした濃厚さ、ジュレの複雑な香り。なんだか異空間を旅しているかのように楽しかったです。

11月12日の9周年ディナーのご紹介は、ここまで。こうやってブログを書いていると、また味や香りが思い出されて、何度でも楽しめますね。これがエッセの魅力。
年内、もう一度行かれたらいいな。でも万が一行かれなくても、テイクアウトという手があるのが嬉しい。「エッセの小箱」もまだ続けてくださっているので、おうちエッセもいいなぁなどと、年末の過ごし方を計画中です。(2021年11月21日)

イル・コッレのブルネッロ

イル・コッレのブルネッロ

偉大なり。貫禄があるのにチャーミング

トスカーナ州イル・コッレのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。女性だけで作っている、家族経営の小さな造り手さんだそうです。イノシシにぴたっときました。ぐぐっと味わい深いのに、後味はさらりとしていて、そしてちょっとチャーミング。三宅さんによると「貫禄のある艶ッとした熟成感」。そうそう、それです。さすが、私とは語彙力が違う!イノシシの野性味に負けていないのに、きちんと寄り添ってもいて、ブルネッロの素晴らしさ全開でした(2021年11月21日)

猪肩ロースの炭火焼き

メイン 猪肩ロースの炭火焼き

噛めば噛むほど旨味があふれる

最高級の和牛のような風味で、甘みのある旨味がじゅわーっとあふれ、感動的においしいお肉でした。硬い肉質でしたが、噛めば噛むほど味わい深い。和牛だと、赤身よりも脂の方にうま味が多くて、噛んでいるうちにうま味は抜けていってしまいがちですが、この対馬の猪さんは、どこまで噛んでもいつまでもうまい。本当においしかったなぁ。また食べたいな。シャントレルのソテーとマーシュが散らしてあって、このシャクシャク感が箸休め的に。(2021年11月18日)

ほうじ茶とレモングラスのグラニータ

ほうじ茶とレモングラスのグラニータ

世にも珍しい、香ばしいグラニータ

お口直しのグラニータは、なんと、ほうじ茶とレモングラス。これは初めてのテイストです。このままノンアルコールメニューに加わりそう。グラニータって普通はフルーツ系ですが、これは面白い。ほうじ茶のやわらかな香ばしい香りに、レモングラスの爽やかなハーブ香が加わって、なんとも言えずにおいしいです。(2021年11月18日)

トラビックと、マメルティーノ・ロッソ

トラビックと、マメルティーノ・ロッソ

ひぐまに合わせた赤ワイン2つ

ひぐまですので、赤ワインをお願いしました。左はピエモンテ州トリンケーロのトラビック。メルロー100%。9周年にちなんで2012年、だそうです!草のような香りがして、野性的なのにエレガント。メルローって穏やかなイメージがありましたが、こんなメルローもあるんですね~。これはひぐまにぴったり。
右はシチリア州ヴィーニャ・ニカ社のマメルティーノ・ロッソ。ネーロ・ダーヴォラ主体。香りも味わいも、果実味とほどよいスパイシーさや酸味があって、タンニンも穏やか。おうちで寛いでいるかのように親しみやすい赤でした。これもひぐまによく合いました。(2021年11月16日)

ひぐまのラグーと栗 ビーゴリ

パスタ ひぐまのラグーと栗 ビーゴリ

エッセのひぐまは、じんわりおいしい

二皿目のパスタは、北海道興部町(おこっぺちょう)のひぐま。エッセでひぐまを出されたのは、初めてだそうです。とてもスパイシーなのに、同時に、スパイスが感じられないくらい穏やかに溶け込んでいて、栗がかわいらしさを添えています。お肉にはほんのりとした甘みが感じられて、脂が生き生きとしておいしい。う~ん、じんわり、おいしいです。これはずーっと食べ続けてしまいますね。(2021年11月15日)

ブリッコ・ボスキス

カヴァロットのランゲ ネッビオーロ ブリッコ・ボスキス

ちょっとチャーミングなバローロ、みたい

白トリュフには、もちろん、ネッビオーロを。カヴァロットのランゲ ネッビオーロ ブリッコ・ボスキス。カヴァロットは、バローロの老舗だそうで、さすが、力強さとエレガントさが両立しています。でもこれ、バローロではないんですね。女王然とした風格はあるけれど、果実のかわいらしさも残っていて、有能でチャーミングな佇まい。白トリュフのタヤリン一皿と、このネッビオーロ1本だけでも、相当贅沢なディナーです。(2021年11月15日)

アルバの白トリュフ タヤリン

パスタ アルバの白トリュフ タヤリン

今年いちばんの贅沢

本日ダントツの超高級食材、ピエモンテ州アルバ産の白トリュフ。埼玉県で白トリュフを出せるのは、エッセだけではないでしょうか…。ベストな相性はやはり、卵。ということで、バターを絡めたタヤリンに白トリュフをあしらった、シンプルな定番の一皿です。あぁ~、この香り、たまりませんね!黒トリュフとはまた全然ちがう、特別で高貴な香り。バターでさらに膨らみが増して、お肉やニンニクに匹敵するくらい、雄々しくて芳醇。タヤリンの繊細な食感とともに、至福のひとときでした。(2021年11月15日)

ラ・カステッラーダとプリ

ラ・カステッラーダのリボッラジャッラと、プリ

前菜に合わせて、白ワインとオレンジワインを

写真左は、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州ラ・カステッラーダのリボッラジャッラ100%のオレンジワイン。干しブドウのような、寝かせた味わいで、抑えられた美しさがあります。でも、無理がない。これはおいしいなぁ。
写真右は、ヴェネト州イル・カヴァッリーノの「プリ」という白ワイン。梅酒のような香りで、さっぱりとしていながらも味わい深く、時間とともにゆっくりとやわらいでいくのが楽しいです。これはボトルでいただきたかったですが、お料理との相性を考えると、やはりグラスで。プリは、娘さんの愛称だそうで、きっとシャイでチャーミングな娘さんなのでしょうね。(2021年11月13日)

かんぱち、天然舞茸 じゃがいものソース

前菜 かんぱち、天然舞茸 じゃがいものソース

意外な組み合わせが楽しい

鹿児島のかんぱちが、レアにローストしてあって、皮がサクサク。かんぱちってこんなに上品でおいしかったでしたっけ。びっくり。じゃがいもは、インカのひとみという品種だそうで、サツマイモのように甘味がありました。
秋田県産、白神の天然舞茸は、濃厚な香り。くるくるした緑の葉っぱは、クレイジーピーと言って、エンドウ豆の新芽のようですね。豆の味がします。
これらを全部一緒にいただいたら、いろんなおいしさがさらりと喉を通っていきました。かんぱちとジャガイモの組み合わせって、意外でしたが、それぞれが自由で、お互いに邪魔しない、いい関係。パリパリのじゃがいもチップスも添えられていて、楽しい一皿です。(2021年11月13日)

ブッラータ、生ハム、安納芋のピューレ

アミューズ ブッラータ、生ハム、安納芋のピューレ

デザートみたい。ほんのりと優しく甘い

これはもう、説明するまでもなく、ストレートにおいしいってわかりますよね。温かなストゥッツィキーノ(と言うにはもったいないくらい、しっかりお料理)です。安納芋のピューレがほんのり優しく甘く、まったりとデザートのよう。生ハムの塩気と風味が程よく、クリーミーなブッラータとの合わせ技で、口が喜ぶことこの上なし。(2021年11月13日)

ウベルティのフランチャコルタ

ウベルティのフランチャコルタ・ブリュット・フランチェスコ・プリモ

老舗の貫禄。複雑でふくよかな味わい

乾杯は、フランチャコルタで。すごくいい香りで、まず香りだけで、もう飲んだ気になってしまうくらい。リザーヴワインの比率が高いのだそうで、とても複雑でふくよかな味わい。泡もきれいでした。おいしい!(2021年11月13日)

9周年記念ディナー

ファットリーア エッセ 9周年記念ディナー

感謝の気持ちに包まれる、特別な日

今年も、この日がやってきました!クロネコ夫婦が毎年の楽しみとしている、ファットリーアエッセの記念ディナー。今年は12日~14日の3日間に開催していて、私たちは11月12日(金)に伺ってきました。
「お客様への感謝だから」と、いつも高価な食材を惜しみなく使った、特別なお料理とワインを出してくださいます。この料金では、赤字ではないのかと、私はハラハラドキドキ…。なんだか申し訳ないような気がしてしまいますので、これはまたどこかでお返ししないといけないですね。
それでは、安田シェフが心を込めてつくってくださったお料理と、ソムリエ三宅さんが厳選してくださったワインたち、1つずつご紹介していきます。(2021年11月13日)

3種のブドウのドルチェ

3種のブドウのドルチェ

ブドウの香りが爽やかに立ち昇る

ブドウのゼリーとフレッシュなブドウに、花穂紫蘇が添えてありました。ブドウはマスカットとクインニーナと、あと・・なんだったかな?巨峰系だったと思うのですが。感じのよい上品なフレッシュさが、香りとともにすーっと舌に溶け込んでいく感覚でした。ブドウの瑞々しさに、紫蘇の香りがとてもよく合います。こうやって食べ比べて見ると、ブドウも品種によって、こんなにもちがう味わいなんですね~。

9月30日のコースはこれでおしまい。10月23日にも伺ったので、できれば写真だけでもアップしていきたいなぁと思っています。(2021年11月5日)

ヘアフォードのグラスフェット牛フィレ肉の炭火焼き

メイン ヘアフォードのグラスフェット牛フィレ肉の炭火焼き

滋味あふれる赤身のおいしさ

本日のメインは、超贅沢。アイルランド産ヘアフォード種のグラスフェット牛です。世界三大ビーフなのですよね。大きなフィレ肉に、カルドンチェッロと生イチジクが添えられていて、赤ワインソースでいただきました。こういうお肉のおいしさって、どう表現したらいいのでしょうね。滋味あふれるおいしさです。甘いわけじゃないんだけど、赤身に甘みがあるように感じられる、というか。グラスフェット牛は超人気食材で、いつでもあるというわけではないので、とてもラッキーでした。(2021年11月5日)

夏鹿ラグーのビーゴリ

パスタ 夏鹿ラグーのビーゴリ

甘みがあって濃厚な脂に、ブルーベリーが爽やか

宮崎県の夏鹿のラグーに、フレッシュのブルーベリーをあしらったソース。麺はビーゴリ。夏鹿なのでラグーはあっさりだけれど、脂が濃厚。甘味を感じるのはブルーベリーのせいもあるのかな?夏の鹿なので、木の芽をたくさん食べてしっかり肥え太っているのだそうです。ベリーのわずかな酸味もバランスよく、初秋にぴったりの味わいでした。

この後は、お口直しのグラニテ(写真なし)。この日はバジルとグレープフルーツでした。7月にいただいたときよりも甘さ控えめで、私はやはりこのくらいが好きだなぁ。(2021年11月5日)

ポルチーニのタリアテッレ

パスタ ポルチーニのタリアテッレ

秋の香りをシンプルに

なんと、更新に1か月も空いてしまいました。実はこの間にも一度、ディナーで伺っており、写真だけが溜まっている状態です…。駆け足でご紹介していきます。

さて、9月30日、ランチのディナーコースの続きです。秋といえばポルチーニですよね。オイルソースでシンプルに、タリアテッレで。特有の香りとシャキシャキした噛み応えは、もちろんおいしい。ポルチーニの香りって本当に独特で、すごく上品なお肉のようです。これをワインなしで食べるのは、つらいものがありますね。(2021年11月5日)

鯖スモークと原木椎茸

前菜 鯖スモークと原木椎茸

肉厚のサバが間違いなくおいしい

大分県産の鯖スモークは、脂がのっていて肉厚。これはもう、これだけで間違いなくおいしいです。島根県の原木椎茸は、水分がすごくて、じゅわーっと青菜みたいに瑞々しくて、まるで甘くないトウモロコシみたい。びっくりするくらい、嫌みのない味で、素朴と言ってもいいかも。私は実は椎茸嫌いなのですが、この椎茸はおいしくいただけました。
ブラウンマッシュルームソースは、キノコの風味が濃くて、むしろこちらの方が、椎茸っぽいかもしれません(笑)。でも主役はやはり、鯖。鯖の脂とスモーク香に、ほんわりと、きのこ香が寄り添っていました。(2021年10月4日)

兵庫県産の牡蠣

前菜 兵庫県産の温かい牡蠣

シンプルながらも芳醇な味わい

9月30日、埼玉県の緊急事態宣言最終日。久しぶりにファットリーアエッセでランチ。平日のディナーは営業を見合わせていらっしゃり、その代わりに、ランチタイムでディナーコースを提供してくださっていました。酒類提供はないので、お料理だけをご紹介していきます。

一皿目は、温かい牡蠣。そう、生ガキではないんです。温める程度に火入れしてありました。やはり、少し火が通っていた方が、旨味が引き出される気がしますね。シンプルに、オリーブオイルと塩だけの味つけですが、まさに海の恵みという言葉がぴったりな、芳醇なおいしさ。食べた後にも、磯の香りが口内に充満していました。これは贅沢な一皿でした。(2021年10月3日)

ティラミス

ドルチェ ティラミス

エスプレッソのグラニータが楽しい

ワイングラスにかわいらしく入ってきたのは、ティラミスでした。写真がわかりにくくて申し訳ないですが…。普通のティラミスと違うのは、エスプレッソのグラニータが乗っていること。これはおいしかったなぁ。マスカルポーネとエスプレッソのバランスが抜群で、グラニータのカリカリした食感も楽しかったです。

ブログをお休みしている間に、いつの間にか秋になっていました。我々夫婦は、間もなく、ワクチン2回目接種してから2週間が経ち、Fully Vaccinatedとなる予定。埼玉県でも緊急事態宣言が9月いっぱいくらい延長しそうですが、そんな中でも精一杯の感染対策をしながら営業してくださっているファットリーア・エッセへ、秋の味覚を味わいに伺いたいと思っています。(2021年9月5日)

ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ

ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ

穏やかでしっとりした赤ワイン

せっかくの極上お肉なので、最後に1杯だけ赤ワインをお願いしました(※現在は緊急事態宣言につき、酒類提供を中止しています)。以前もいただいた、ファネッティのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ。上品なタンニンで、さすがノービレの呼称がつくだけあり、穏やかでしっとりした味わいです。(2021年9月5日)

ヘアフォード牛の炭火焼き

メイン ヘアフォード牛の炭火焼き

言うことなし!優しい脂と旨味あふれる赤身肉

アイルランド産ヘアフォード牛のロース肉を炭火焼きにして、ニンニクとパセリという、とてもシンプルな味つけで。これはもう。何も言うことがないですねー。脂がとても優しくて、旨味あふれるお肉でした。安田シェフがここまでニンニクを強く効かせるのは珍しいのですが、お肉の旨味が何倍にも膨らみました。私の大好きなカポナータ添えで、カポナータをソース代わりにしても、おいしかったです。(2021年9月5日)

赤紫蘇のソルベ

お口直し 赤紫蘇のソルベ

爽やかな酸味が涼を呼ぶ

この時期に(もう終わっちゃったと思うけど…)いつも楽しみな、赤紫蘇のソルベ。キンとした清涼な酸味が、抜群においしいです。コートドールの紫蘇スープを思い出しました。紫蘇って、個性の強い魅力的な日本のハーブですね。(2021年9月5日)

羊に合わせた赤ワイン2種

羊に合わせた赤ワイン2種

羊にぴたりと寄り添う

羊なので、ここは赤ワインで(※現在は緊急事態宣言につき、酒類提供を中止しています)。写真右は、ロンバルディア州ラ・トラヴァリーナのプセイ・ボナルダ。あぁ、なんだか落ち着く。とてもなめらかで、味わい深いです。
写真左は、バジリカータ州マテーラのイ・サッシ・マテーラ・プリミティーヴォ。エッセでは珍しく(でもないか?)、南イタリアのワイン。こちらも上品で、どちらかと言うと骨のあるフルーティーさ。どちらも羊にはばっちりで、甲乙つけがたくおいしかったです。(2021年9月5日)

仔羊のラグーのキタッラ

仔羊のラグーのキタッラ

軽やかで優しい、夏の羊パスタ

続いては、仔羊のラグー。こちらもかなり優しい仕上がりのパスタでした。ラム、と聞くと、濃厚なソースだと思いますよね。ブラウンマッシュルームとウイキョウが入っていて、軽やかなスパイシーさがありました。でもラム独特の香りやコクもちゃんとある。安田シェフが、丁寧に脂を取り除いたそうです。だからこんなに上品なのですね。脂をとりすぎると羊らしい風味も損なわれてしまうのでしょうけれど、その加減が絶妙。伸びのあるキタッラとも、よく合いました。夏にはこんなさらりとした羊もいいですね。(2021年9月5日)

ケッカのスパゲティ

ケッカのスパゲティ

シンプルでしみじみおいしい

7月29日の続きです。ワクチン接種やら、決算やらで、1か月も間が空いてしまいました…。

「次はぬるいパスタが来ますよ」と声をかけていただき、何だろうとわくわく。温かい麺に冷たいソースを和えたパスタが出てきました。
「ケッカ」とは、考案した方の名前らしいのですが、トマトの冷たいソースのことで、ブルスケッタや魚介料理などでも使いますね。日本語で「ぬるい」というと、あまりイメージがよくないことが多いと思いますが、このぬるいパスタはおいしかったです。
角切りにしたトマトとモッツァレラチーズ、オリーブ、バジル、松の実、ケッパー、パルミジャーノ・レッジャーノという、間違いのない組み合わせ。チーズがほんのりと溶けてミルキーな感じがありつつも、形はちゃんと残っているので、口に入れたときのバランスがいいです。ぬるいので(笑)、味が馴染んでいて、とても優しい口当たりのパスタです。イタリア料理は、こういうシンプルで地味なものがいちばん魅力が伝わりますね。ワインで食べるのもいいけれど、朝食で食べたらきっと最高。穏やかな気持ちで1日を始められそうですよ。
日本で夏によく見かける冷製カッペリーニとは全然ちがって、「パスタって本来、こうだよね」と思わせてくれました。冷製パスタも、あれはあれでけっこう好きなのですが、"パスタ"という感じはしないんですよねー。素麺でもいいんじゃないかと思ってしまうし、小麦の味わいが活かされない気がします。パスタではやはり、「麺を味わう」を基本にしたいですね。(2021年9月5日)

爽やか系の白ワイン2種

爽やか系の白ワイン2種

まったく異なる、花のような味わい

ここらで白ワインをお願いしました(※現在は緊急事態宣言につき、酒類の提供はしていません)。写真右は、マルケ州スパラパーニのヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラシコ・サレルナ。ヴェルディッキオらしくフルーティーですが、甘くなく、でも全体として可愛らしい味。
左はピエモンテ州ヴィニェーティ・マッサのピッコロ・デルトーナ。ティモラッソという品種。梅酒みたいな瑞々しい香りで、味わいも涼やか。清楚なできる秘書系(と、私が勝手に名づけているジャンル)でした。ティモラッソ、希少品種だそうで、私は初めて。これ、ソムリエさん的にはオイリーと表現するのだそうですが、決してくどいという意味ではなく、なめらかな感じのことだと思います。これはおいしかったですね~。(2021年8月6日)

カンパチのカルパッチョ

前菜 カンパチのカルパッチョ

焼きなすとバジルの香りが楽しい

見た目も涼やかな前菜は、鹿児島県のカンパチ、焼きナス、アーティチョークのカルパッチョ。カンパチは脂がしっかりのって、ぷりぷりです。焼きナスとバジルの香り。アーティチョークの酸味。全部一緒に食べると、とても楽しい!焼きナスの香りって、とても強くて独特なのに、意外とほかの食材を邪魔しないんですね。(2021年8月5日)

鱧のフリット

アミューズ 鱧のフリット

カリッほわっ 鱧の上品さを味わう

7月29日、緊急事態再宣言が迫る夜に、ファットリーアエッセへ伺いました。夏メニューにたくさんの元気をいただけたこの日のお料理、少しずつご紹介いたします。

いつものように泡で乾杯。アミューズは、ハモのフリットでした。兵庫県のハモだそうです。安田シェフのフリットは、おいしいんですよね~。衣はカリッと、ハモはほわっと、クレソンの苦みとともに。鱧のおいしさは、この上品さというか、繊細な身の食感にあるのでしょうね。山盛りの鱧フリットと白ワイン1本で、かなり幸せになれるだろうなぁと思いながら、1口ずつ大事にいただきました。(2021年8月5日)

自家製 クラフトコーラ 900円

自家製 クラフトコーラ 900円

いろんな味と香りが楽しい

最後に、どうしても気になって仕方なかった自家製コーラをいただきました。これ、おいしい!甘味は薄いです。ライムの香りの後に、ナツメグのようなシナモンのようなスパイスと甘みがやってきて、最後はレモンのような香り、りんごのような甘味と、いろんな味と香りがむちゃくちゃ楽しいです。そして、心洗われるような爽やかさ。エッセに来たら、絶対に飲んでいただきたいな。

すっかり時間がかかってしまいましたが、6月24日のディナーのご紹介は、ここまです。埼玉県はまん延防止措置が延長になりましたが、和光市は措置区域対象外で、今のところ21時閉店(L.O.19:30)のままです。ただこの第5波は、感染力の強いデルタ変異ウイルスの影響があるので、これまで以上に大規模な流行が予測されます。また流行状況によっては、行政の対応が変わる可能性もありますね。流行を左右するのは、あくまでも人の行動です。政府の様々な問題に腹立たしいこともあるけれど、予防接種が浸透するまでは、感染対策をがんばって続けていきたいですね。(2021年7月15日)

ドルチェ 枇杷のコンポート

ドルチェ 枇杷のコンポート

やさしく瑞々しい、日本のコンポート

ドルチェは、ビワのコンポートでした。ビワのジュレとヴァニラジェラートと一緒に食べるのがおいしい。レモンみたいな白ワインみたいな、ほんのりと苦みのような感覚があり、見た目を裏切る大人味。ビワ独特の素朴なおいしさを損ねることなく、やさしく瑞々しい味わいでした。(2021年7月15日)

エトナとラツィオの赤ワイン

エトナとラツィオの赤ワイン

まったく異なるタイプだけど、どちらも羊にぴったり

私が選んだのは、写真右側、すっかり大好きになったエトナの赤ワインで、ジローラモ・ルッソのア・リナ。ジローラモ・ルッソは、地元の方だそうで、流行りにのっかってるワイナリーとは違うという自負があるのだとか。ネレッロ・マスカレーゼ主体。果実味もあるけれど、とても力強く丁寧な作りで、じわーっと味が舌に広がる感じです。羊にぴったりでした!
写真左は、夫の選んだ赤ワイン。ラツィオ州Azienda Vitivinicola Ciattaglia(発音わからず)のパステッロ。パステルという意味ですね。エチケットの絵はお子さんが描いたもので、この絵に合わせて名前をつけたのだそうです。カベルネ・ソーヴィニヨン、モンテプルチアーノ、チェザネーゼのブレンド、とネット情報より。凝縮した果実味があり、ア・リナよりも可愛らしい味だった気がします。(2021年7月15日)

ラムの炭火焼き

メイン ラムの炭火焼き

チェリーと絶品赤ワインソース

メインがまた最高でした!羊の脂は甘味があり、火入れがいつもながら完璧。赤ワインソースがまた絶品で、アメリカンチェリーのほどよい甘酸っぱさや可愛らしいベリー感で、羊が引き立ちました。噛みしめるたびに香りとおいしさがあふれてきて、おいしかったなぁ。(2021年7月12日)

バジルのグラニータ

お口直し バジルのグラニータ

晴れやかな美しいグリーンの氷菓

この日のグラニータは、バジルとグレープフルーツ。確か去年、バジルのグラニータがむちゃくちゃ美味しかったのですが、今回はグレープフルーツが入って、しっかり甘く、こちらもおいしかったです。見ているだけで心が晴れ晴れしてくるような、素敵なグリーンです。(2021年7月12日)

ウサギのラグー

パスタ ウサギのラグー

うまみが強くてしみじみ味わい深い

2皿目のパスタは、フランス産ウサギのラグー。ウサギ、セミドライトマト、オリーヴという、間違いのない組み合わせ。ウサギは淡泊だけど、旨味が強く、トマトの酸味とよく合います。しみじみおいしい~。赤ワインとのマリアージュで、味が膨らむ、膨らむ。(2021年7月12日)

ウサギに合わせた赤ワイン

ウサギに合わせた赤ワイン

素敵なエピソードが秘められていました

6月24日の続きです。ちょっと忙しくて、すっかり更新が遅くなってしまいました。記憶がかなり薄れていますが、せっかくなので、覚えている限りでご紹介します。

このあとにウサギのパスタがくるということで、赤ワインに切り替えました。写真右が、私のグラス。トスカーナ、コルマーノの「ドヴォルジャーク Op.95」という名前の赤ワインです。サンジョヴェーゼ主体ですが、ブドウの果実味が可愛らしい。前向きで明るく、穏やかな味わいです。でも、どうしてOp.95なんだろう?
Op.95というのは、ドヴォルジャークの交響曲第9番"新世界より"のこと。新世界といえば、私は第4楽章をイメージするので、その壮大な音楽とはずいぶん違うなぁと思ったのですが。このワインを販売するエトリヴァン・佐々木社長の娘さんが書かれた文章を読んで、納得。同じ新世界でも、第4楽章ではなく、第2楽章をイメージして作られたワインなのだそうです。詳しくはこちら。アバドとの素敵なエピソードが秘められていました。なるほど~、それなら納得!新世界の第2楽章は、「遠き山に日は落ちて」のメロディ。まさにこの曲のような風景で飲むのにぴったりなワインでした。

写真左は、夫のワイン。ピエモンテ州オッターヴィオさんのグリニョリーノです。ベリー系のロゼのような味ですが、タンニンのようなしっかり感もあり、これもおいしいなぁ。どちらもウサギのパスタにぴったりでした。(2021年7月12日)

サザエのジェノヴェーゼ

パスタ サザエのジェノヴェーゼ

シンプルだけれど奥深い

こちらは一皿目のパスタ。初めていただいた麺でした。「トルネッリ」と聞こえたので、そのようにメモしてあったのですが、ネット検索でも出てこない…。もしや正解は「トレネッテ」。リグーリア州の、卵が入ってないロングパスタとおっしゃっていたし(ジェノヴェーゼなので、多分トレネッテ)。
うどんに近いのかもしれないですね、コシがあるパスタです。リングイネのような存在感はなく、素朴な味わい。ジェノヴェーゼソースがとてもやさしくて、穏やかなので、ぴったりな相性ですね~。ジェノヴェーゼのわずかな苦みは、肝が入っているから。シンプルな中にふくよかさがあり、これも永遠に食べていられるなぁ。フリウラーノが甘く感じられました。(2021年7月5日)

ミネラル系の白ワイン2種

ミネラル系の白ワイン2種

大好きなフリウリ。貝の風味が引き出される

写真右が、私の選んだ白ワイン。フリウリはデ・プッピのピノグリージョです。貝の潮の香りが際立ちますが、これはミネラルでしょうか?塩味を感じました。ひっそりどっしり構えている、大人味。フリウリのワインはどれもこれもおいしいなぁ。
夫が選んだのは、写真左。こちらもフリウリで、ヴィーニャ・レヌッツァのフリウラーノ。栗みたいな、かわいらしい奥深さがあって、こちらもおいしい~。(2021年7月4日)

北寄貝とレモン

前菜 北寄貝とレモン

海辺の気分。甘みのある貝がレモンと好相性

前菜も、爽やかな初夏がイメージされるお料理。北寄貝とレモンが和えてあるのですが、貝が甘い!北寄貝、こんなにおいしかったっけ。レモンは皮ごとですが全然しぶくなく、オレンジのよう。八丈島のフルーツレモンだそうです。海のない埼玉だけど、これは海を感じますね~。気分はシーサイド。
紫蘇のマイクロリーフが飾ってあるので、ほのかに紫蘇香。でも、和食ではない。何がちがうのでしょうね?和食だと、ここに出汁が入るのかな。それにしても白ワインがすすみます。やはりワインがあると、テーブル上の世界が広がりますね。(2021年7月4日)

ブッラータチーズとトウモロコシのピューレ

アミューズ ブッラータチーズとトウモロコシのピューレ

初夏です!トライアングルのマリアージュ

最初のお皿。トウモロコシのピューレにブッラータチーズを浮かべ、生ハムの帽子をかぶらせて、サマートリュフとオリーブオイルをあしらったもの。ブッラータは、生クリームを包んだモッツァレラチーズですね。ナイフをいれると、中からクリームがとろーり。もしや、自家製のブッラータなのかな?トウモロコシのピューレとよく合う!ミルフィーユという品種のトウモロコシだそうで、濃厚だけれど清涼な甘み、乳製品のまったりとしたやわらかさと、生ハムの塩味で、それぞれがそれぞれを引き立てていました。そしてサマートリュフがこれまた爽やかに香り、オリーブオイルの風味も相まって、初夏を満喫するお料理。これアミューズ?一口で食べてしまうのはもったいない!(2021年7月4日)

スパークリングワイン

スパークリングワイン 850円

やっぱり乾杯は、ワインがいいね

和光市のまん延防止措置が解除されたので、6月24日にエッセへ伺ってきました。営業時間は21時までとなり、酒類提供が20時まで。これだと、18時までに入店できれば、十分に楽しめますね。アラカルトメニューも、少しだけ復活しましたよ。
この日のおまかせコースを、また少しずつご紹介していきます。更新が遅くなってしまったので、記憶が少々あやしいですが・・。

さて最初の1杯は、やっぱり泡。ノンアルコールメニューや「季節の食前酒」にもとても惹かれ、散々迷ったのですが…。ちなみに現在の「季節の食前酒」は、梅とカルダモンを使ったカクテルでした。こちらはまたの機会に。(2021年6月29日)

ヨーグルトのパンナコッタ

ランチのデザート ヨーグルトのパンナコッタ

さっぱりとしたパンナコッタに、完熟イチゴが濃厚

この日のデザートは、ヨーグルトのパンナコッタと、ヴァニラのジェラート。パンナコッタは、ヨーグルトの酸っぱさはあまり感じず、乳製品のやさしい味。いろいろベリーのソースには、シェフご実家の完熟イチゴが入っていて、こちらは味も香りも濃厚。パンナコッタがさっぱりしているので、いいバランスでした。これも、ボウルで抱えて食べたい系。ソースとパンナコッタ、別々に食べても、一緒に食べても、どちらもおいしかったです。

6月17日ランチのご紹介は、ここまでです。和光市はまん延防止措置が解除になって、飲食店の営業は21時まで酒類の提供は20時までとなりましたね。
エッセも少し、これまでの営業に近い形になり、ディナーのアラカルトや、9680円のおまかせコース復活!ただし、グループ同士の距離をとって感染リスクを下げるため、客数制限は続きますし、必ず予約してからいらしてくださいね。アラカルトは、まだメニュー少なめだそうですよ。また、おまかせコースは3日前までに予約が必要で、17:30入店です。

ということで我々クロネコ夫婦も、明日さっそく伺ってきます!(2021年6月23日)

真鯛の炭火焼き

ランチのメイン 真鯛の炭火焼き

ふっくらジューシーで極上の真鯛!

私の選んだメインは、真鯛。ふっくらやわらかジューシーで、鯛の甘味がしっかり引き出されていて、極上でした。最近いただいたお魚料理の中でも、1、2を争うおいしさだったかもしれないなぁ。付け合わせは、山形県産のアスパラガス。香ばしくて、甘くてジューシー。炭火焼き、最高ですね。これだけでもご馳走です。トマトは石山農園さんのものですので、このおいしさは、言うまでもなし。(2021年6月23日)

清流鶏のロースト

ランチのメイン 清流鶏のロースト

しっとりジューシー、皮パリが最高

夫が選んだメインは、鶏のロースト。シンプルに、肉はしっとりジューシーに、皮はカリカリに焼き上げられていて、皮パリッが最高でした!付け合わせの皮つきヤングコーンは、芯までやわらかな甘みと香りがあり、皮までおいしかったですね(噛み切れないので、全部は食べられなかったけど)。(2021年6月23日)

白ワインベース・レモングラス・ミント・スパークリング

白ワインベース・レモングラス・ミント・スパークリング 980円

まったりとした大人味が、本物のカクテルっぽい

写真右は、ノンアルコールの白ワインを使ったモクテル。レモンの皮のような、少しスモーキーな感じの味わい。私はこういう(変な言い方だけど)薬くさいような、クセのある味は大好き。意外とまったりとしていて、大人な飲み物ですね。もしかしたらいちばんカクテルっぽいかも。バーカウンターが似合いそう…。
これで、エッセのノンアルメニューをほぼ制覇。「苺とヨーグルト」だけは、苺が終わってしまったので、残念ながらいただくことができませんでした。また来年、つくってくださるかな?
写真左は、「ロッソ・フォルセ?」。前回いただいて、めちゃめちゃ気に入ってしまった一杯。この香り、やみつきです。(2021年6月23日)

黒豚とズッキーニのビーゴリ

ランチパスタ 黒豚とズッキーニのビーゴリ

深いコク、ズッキーニが爽やか

6月17日ランチの続きです。
パスタは、黒豚とズッキーニのラグー。この前おいしかったのと、写真をとりわすれたのでリベンジ。この前はマイアーレ江別1954という北海道の豚肉でしたが、今回は埼玉県産、彩の国の黒豚。こちらの方が脂もあり、コクが深くて、力強いですね。このやさしい甘みは豚の脂かなと思ったら、野菜のみじんぎり(ソフリット?)が入っていると、シェフがおっしゃっていました。麺は、安田シェフお手製、いつものビーゴリ。おいしい!(2021年6月23日)

ジャスミン茶とフルーツビネガー

ジャスミン茶とフルーツビネガー 980円

意外な組み合わせが、じんわりおいしい

パスタに合わせて選んだモクテル2つ。写真左は、「ジャスミン茶とフルーツビネガー」。意外な組み合わせがとてもおいしかった!お茶のやわらかな渋みとビネガーのフルーティーなうまみが、じわんときます。ジャスミン茶は水出ししているから、ジャスミン香はマイルドで、お茶の甘味も出ていますね。意外と、食事を選ばずに合わせられそう。これは、販売してほしいくらいだなぁ。大手の飲料メーカーさん、エッセとコラボしてくれないでしょうか!
写真右は、以前にもいただいた「フランボワーズとフルーツビネガーのソーダ」。ロゼ代わりに。(2021年6月21日)

ランチ 前菜4種の盛合せ

ランチ 前菜4種の盛合せ

1つ1つ丁寧につくられた、珠玉の前菜たち

手前から時計回りにご紹介しましょう。まず、金目鯛の昆布締め。安田シェフのお得意技ですね。丁寧な処理がされていて、生臭さが全然ないし、お魚のいい香りがするので、刺身が苦手な人でもおいしく食べられそう。穂紫蘇もほのかに香り、和食のように繊細です。
ガラスの器は、新玉葱のムース。新玉葱ならではのコクのある甘味がおいしい~。上に乗っているのは、パンチェッタかな?新玉葱の甘味が引き立てられますね。
奥は、いつものバーニャカウダ。ディナーメニューでは、カットした野菜に温かいバーニャカウダソースをつけて食べる、スタンダードなスタイルですが、ランチだとこんな風に、小さな賽の目にカットした野菜がバーニャカウダソースで和えてあります。これは毎回の楽しみ。できればボウルで抱えて食べたいくらいです。
いちばん右は、フランス産鴨のパテ。レモンのカンディータ(砂糖漬け)が添えられていて、初夏ですね~。レモンとも合うんだなぁ。鴨なのに、ホロホロ鳥のように爽やかな一品でした。(2021年6月21日)

デュク・ドゥ・モンターニュ

デュク・ドゥ・モンターニュ

洋梨のような香りのノンアルスパークリング

まん延防止が終わったら、ノンアルのメニューがなくなっちゃうかも!ということで6月17日、ファットリーアエッセでランチを楽しんできました。私たちのランチはいつもCコース。自家製パン、前菜4種の盛合せ、パスタ(ハーフ)、お肉orお魚料理、デザート、食後の飲み物がついて3000円です。この安さ、和光市ならではですね。

乾杯はノンアルコールスパークリング、デュク・ドゥ・モンターニュ。洋梨のような香りが本物のワインぽい。ぶどうジュースを足しているようで、甘みがほんのり。これも、言われなかったらノンアルとはわからないくらいの出来栄えです。(2021年6月21日)

路地物の苺のムースとソルベ

路地物の苺のムースとソルベ

イチゴの香りあふれる、かわいらしいパフェ

苺のムースに、苺のジュレと苺のソルベが乗っていて、苺のトリプルプレイ。マスクしていても、苺の瑞々しい香りがわかります。濃厚ながら、すっきりと清涼感あふれる、かわいらしいパフェでした。この苺は、シェフのご実家で採れたものだそうです。いつも思うけど、シェフのムースって、甘さと軽さとクリーミーさが抜群のバランスです。きっと1つ1つの作業が丁寧で、手抜きをしないんだろうなぁ。

6月6日ディナーのご紹介は、ここまでです。6月20日までは、平日のディナーはお休みされているようですね。生産者さんが出荷を絞っていたりとか、どこの飲食店も、いろいろと大変な状況のようです。そんな中でもなんとかおいしいものを安全に提供しようというレストランには、感謝しかありません。早くみんなの予防接種が進むといいですね。(2021年6月9日)

フランス産仔牛のロースト

メイン フランス産仔牛のロースト

優しさがじんわり広がる

この日のメインは、仔牛。いつものように、低温でじっくりと火入れをして、外側の焦げた部分をカットして、柔らかい部分だけをいただきます。仔牛なのでさっぱりとして瑞々しく、でもちょっとバターのようなコクもあり(ソースかな?)、優しさがじんわり広がるお肉。付け合わせはアスペルジュ・ソバージュ。ふわっと香ります。このぬめりとシャクシャク感、日本の山菜みたいな感じですよね。今年、食べ損ねていたので、嬉しいな。(2021年6月9日)

ロッソ・フォルセ?

ロッソ・フォルセ? 980円

うっとりする香り。飲む価値あり!

この後のメインに向けて、以前から気になっていた赤ワインのモクテル。フォルセとは、「たぶん」という意味なのだそうですので、「たぶん、赤ワインじゃないかな?」という名前ですね(笑)。これは飲む価値あり!ファットリーアエッセでしか出会えない飲み物ですよ~。
まず香りがすごい。ヴァニラ香とウッディな香りが、まるでジョーマローンかディプティック。こんな香水があったら、私は間違いなく買いますね。飲むとブドウの味わいですが、甘くなく、ややスパイシー。いろんな香りと味が通り過ぎていくので、ひとくちごとにまるで旅しているかのようです。
シャラーブという、イギリスのノンアルコール赤ワインを使っているそうで、ボトルの写真を撮らせていただきました。ブドウ果汁にビネガーやハーブなどを加えて作られているのだとか。ノンアルコールの世界もなかなか面白いです。(2021年6月9日)

フランボワーズとフルーツビネガーのソーダ

フランボワーズとフルーツビネガーのソーダ 850円

ビネガーのアミノ酸が快感です

この辺りでロゼにいきたいところですが、さすがにノンアルコールのロゼはなく。代わりにこちらのモクテル。フランボワーズの香りがかわいらしく、ビネガーの酸味とアミノ酸的うま味がおいしい。”お酢”が苦手な人にはおすすめしませんが、ビネガー好きにはたまらないですね。飲みこんだあと、喉の奥にうま味がやってきて、快感です。わ~、止まりません。あっという間に飲んでしまった。(2021年6月9日)

小柱とエンドウ豆とプチトマトのスパゲティ

一皿目のパスタ 小柱とエンドウ豆とプチトマトのスパゲティ

うま味のしみこんだソース。爽やかなパスタたち

やわらかいエンドウ豆1粒1粒を味わうスパゲティ。見た目もころころとかわいらしく、初夏ですね。エンドウ豆は、そろそろ終わりかなぁ。ソースに旨味がしみこんでいて、いつも思うけど、このソースだけで白ワイン飲めますね。
ここで痛恨のミス。二皿目のパスタの写真を撮り忘れてしまいました(泣)。二皿目は、黒豚ラグーのビーゴリでした。粗く挽いた豚肉にズッキーニも入っていて、ラグーなんだけど、かなりあっさりとした軽い仕上がり。脂はさらさらで、豚と思えぬくらい上品。江別のマイアーレ1954という名前の豚だそうです。ズッキーニが入っているからか、初夏の爽やかな太陽を感じさせました。(2021年6月8日)

前菜 一本釣りした鯵のマリネ

前菜 一本釣りした鯵のマリネ

香りを楽しむ、ガスパチョのような一皿

前菜はこちら。美しいでしょう?鯵を塩やオレンジの皮、いろんなハーブでマリネしてあるのだそうです。キュウリとウイキョウと紫蘇が飾ってあります。鯵は上品で味わい深く、紫蘇とかウイキョウとか、トマトの爽やかな青臭さとか、いろんな香りがふぁ~っと次々に立ち昇って楽しい!敷かれたソースは、いつもの石山農園トマトで、クリーミーと言いたくなるくらい濃厚ですが、さっぱりとすがすがしいです。ガスパチョのような一皿。(2021年6月9日)

アミューズ フグ白子のフリット

アミューズ フグ白子のフリット

衣はサクッパリッ、中はとろ~り

6月6日、和光市ファットリーアエッセでディナーを楽しんできました。春の名残りと初夏を味わうコース。優しくて爽やかなお料理たちでしたよ。ここだけの話ですが、日曜日は意外と空いていることがあり、穴場なのです。

アミューズは、フグの白子のフリットでした。安田シェフのフリットは、衣が極限まで薄くて、めちゃめちゃおいしいんです。生ハムの冠をかぶっていて、見た目もかわいい。衣がサクッパリッと香ばしく、とろりとクリーミーな白子に生ハムの塩気が加わって、あ~あと10個は食べたかったな~。ビールにも合います!もちろん、ノンアルコールビールです。(2021年6月9日)

瀬戸内タロッコオレンジのムース&ジュレ

瀬戸内タロッコオレンジのムース&ジュレ

優しい初夏の香り

デザートは、タロッコオレンジのムース。グラニテと同じ柑橘類ですが、マンダリンオレンジよりも優しい感じがしますね。キュートな香りがふくよかで、これもおいしい~。

これでようやく、5月12日のランチのご紹介が終わりました。ランチタイムにディナーコースという無茶ぶりをお願いしてしまいましたが、やはりお酒なしだとサクサクと食事が進行していきますね。いつものランチコースよりも早く食べ終わったような気が…。
まん延防止措置が延長になったので、お酒提供なしの苦しい営業がまだしばらく続きます。でもお酒がなくたって、ちゃんと楽しいですよ。こっそりお酒を出しちゃったり、時短を守らないお店も多いと聞きます。それはそれで苦しい選択なのでしょう。でも私は、感染対策も自治体からの要請もきちんと守ってくださるエッセのようなお店を、これからも応援していきたいと思います。(2021年6月2日)

シチリア産黒豚と、ホワイトアスパラガスのロースト

シチリア産黒豚と、ホワイトアスパラガスのロースト

どちらもジューシーで味わい深い

埼玉県産の豚肉を使うことの多いファットリーアエッセですが、この日はシチリア産の黒豚。イタリア人がイベリコ豚の原種だと言い張っている、とのことですが、本当はどうなのでしょう?これは本当に味わい深い、おいしいお肉でした。クセがなくて、脂が甘いのに、あっさりしています。そして噛み応えあり。粒マスタードのソースとよく合いました。
付け合わせは、ヴェネト州のホワイトアスパラガス。ホワイトアスパラは上品でおしとやかなイメージがありますが、こちらは路地物だそうで、ワイルド。おいしい苦味がジューシーで、香りがすごい。三宅さんは、路地物だからミネラルをたっぷり吸い上げているのでは、とおっしゃっていました。贅沢なご馳走でした。(2021年6月2日)

マンダリンオレンジのグラニテ

マンダリンオレンジのグラニテ

果実味あふれる、爽やかな甘酸っぱさ

すっかり更新が遅れておりますが、5月12日の続き。
こちらはコース限定、お口直しのシャーベット。この日は、マンダリンオレンジ味。果実味あふれる甘酸っぱさが、シャキーンと清々しくて、おいしい!グラニテは、いつもの楽しみの1つ。なかなかきれいに撮影できなくて、ご紹介できないことが多いのですが、今回はこのきれいな色を再現できたので、満足です。(2021年6月2日)

ノンアルコールの、赤ワインと赤ワインカクテル

ノンアルコールの、赤ワインと赤ワインカクテル

種類が豊富で楽しい!

ラグーに合わせて、恐る恐る、ノンアルコールの赤ワインをお願いしてみました(写真左)。泡と同じ、アルテルナティヴァの赤(780円)です。
色は美しいのですが、香りがない(´・ω・)料理用みたいな、気の抜けた感じです。夫は「発酵させたウェルチ。または味の抜けたデラウェア」と。酸味もあるし、まろやかな舌触りで、ブドウであることは間違いないのですが、う~ん残念。そして牛肉とは、まったく合わなかったのです。
ところがですね!ここまでディスっておいてなんですが、なぜかライ麦パンと合う!さらに、豚とも合う!これほんと、不思議。豚肉には、ぜひこのノンアルコール赤ワインを合わせてみていただきたいです。もちろん、すごくおいしい、とはいきませんが、悪くないですよ。

写真右は、ノンアルコールカクテルより「スパイス、生姜、赤ワインのノンアルコール」(980円)。これは美味しい。甘さは控えめで、なんでしょうか、この癒され感。生姜がほんのり効いてます。コーラが使われているとのことで、チェリーコークを上品でマイルドにした感じです。(2021年5月27日)

武州和牛ラグーのビーゴリ

2皿目のパスタ 武州和牛ラグーのビーゴリ

濃厚なおいしさがじんわり広がる

これ、いつものおいしいやつです。武州和牛を使ったラグーが、エッセの定番ビーゴリに、本当によく合うんですよね。マッシュルームも濃厚。そのマッシュルームとお肉の濃厚さに負けないビーゴリ。肉の塊がホロホロです。赤ワインの風味と肉汁が、噛みしめるたびにじんわりと広がって、おいしい以外に説明のしようがないです。何度いただいてもおいしい!(2021年5月27日)

ピットブルガー

ノンアルコールビール ピットブルガー 850円

泡ものど越しも、まるでビール

桜エビのパスタに合わせたビールも、ノンアルコール。ドイツの「ビットブルガー ドライブ0.0%」。これも予想外に、ちゃんとビールでした。麦芽とホップのみで作っているからでしょうか。のど越しも後味もよく、苦味もしっかり爽やか。飽きないですね~。泡が消えてから慌てて写真を撮りまして、本当は、かなりちゃんとした泡が立っていました。ビール好きも納得。(2021年5月27日)

ノンアルコール ジントニック

ノンアルコール ジントニック 1,050円

薔薇とライムがやさしく香る、美しいモクテル

日本で初めてつくられた、ノンアルコールのジン「NEMA」を使った、なんとノンアルコールのジントニック。若いとき、ジントニック大好きだったなぁと懐かしくなり、注文してみました。
NEMAのサイトによると、「無農薬栽培された2種類のバラ(オーバーナイトセンセーション、ゴルムハマディ)とジュニパーベリー、ラベンダー、スパイス、八ヶ岳山麓の源流の湧き水」を使っているとのこと。それはそれは美しい味!薔薇とライムが絶妙にやさしく香ります。これはお勧めです!(2021年5月27日)

桜エビとキャベツのスパゲットーニ

一皿目のパスタ 桜エビとキャベツのスパゲットーニ

香ばしさが止まらない

すっかり間が空いてしまいましたが、5月12日の続き。1皿めのパスタは、スパゲットーニでした。お店のFBページで見て、食べたいなぁと思っていたので、嬉しい!駿河湾の桜えびをフリットにして、和光市春キャベツとともに。香ばしさとシャクシャク感が、間違いなく、ビール案件でした。まさに、かっぱえびせん。止まりません!(2021年5月27日)

ノドグロのカルパッチョ

前菜 ノドグロのカルパッチョ

初夏らしい、カラフルで爽やかな楽しい一皿

脂がのった島根県のノドグロが、軽く焙ってあって、下には押し麦と、フルーツトマト、レモンが隠れています。焙った香ばしさと脂の甘味、セルフィーユやディルの香り、トマトの旨味、レモンの酸味などが、口の中で次々に立ち現れて、これはおいしい!アニスみたいな香りもあったなぁ。思い出すだけでも楽しいです。三宅さんが「お寿司みたいな感じ」とおっしゃっていましたが、確かに。私はお寿司よりも、このカルパッチョの方が好きですね。
フルーツトマトはもちろん、これも石山農園さん。レモンは、こちらも静岡県産で、レモネードという品種だそうです。(2021年5月14日)

石山農園フルーツトマトのムース

アミューズ 石山農園フルーツトマトのムース

トマトの風味そのままに。まるでデザート

実はこの日、本当は夜に予約したかったのですが、あいにく空いてなかったのです。そうしたら、「少し急いでいただいてしまうかもしれませんけど、それでよければ」と、お店のご好意で、ランチタイムなのにディナーメニューを用意してくださいました。ということで、ディナーメニューの「エッセをあじわうコース」(5,500円)をご紹介していきます。

前菜は、フルーツトマトのムース。静岡県掛川市の石山農園さんのフルーツトマト、エッセでいつも使っていらっしゃいますが、やはりおいしい!トマトの風味と酸味がしっかりめに残っていて、ほどよい甘みが生クリームにふんわり乗っていて、まるでデザート。上に飾られたカニサラダの塩気とオリーブオイルとで、抜群のバランス。(2021年5月14日)

アルテルナティヴァのスパークリングワイン

アルテルナティヴァのスパークリングワイン 780円

ノンアルコールのメニューが充実!

関東圏でも感染が拡大していて、和光市も、まん延防止等重点措置の対象となりましたね。酒類の提供ができなくなったファットリーアエッセで、5月12日、ノンアルコールなランチを楽しんできました。
ビールにワイン、カクテルと、ノンアルコールのメニューがかなり豊富でびっくり。ソムリエの三宅さんが一生懸命に考えて用意してくださった、充実のラインナップです。これは今だけしか楽しめないですね~。

最初の乾杯は、ノンアルコールのスパークリングワイン。トレンティーノ=アルト・アディジェのアルテルナティヴァです。3種類のブドウを使って、セパージュ(ブレンド比率)を毎年変えているのだそうです。蜂蜜みたいな甘さがほんのりありますが、後味はすっきり。これは意外にも、けっこうおいしい。(2021年5月14日)

ほうじ茶のクレームブリュレ

ランチデザート ほうじ茶のクレームブリュレ

とにかく香りがよい。びっくりのおいしさ

この日のランチデザートは、狭山のほうじ茶を使ったクレームブリュレ。香ばしい、というより、チョコレートのような風味。でもチョコほど強くなくて、なんだろう、このしみじみとしたおいしさ。エッセでは、いろんなクレームブリュレを出してくださるけれど、このほうじ茶は、もしかしたらいちばんおいしいかも。この香りのよさは、くせになりますね。アイスクリームには、サンブーカに漬けたドライフルーツやナッツが練り込まれていて、こちらもおいしかった~。

4月1日のランチは、これでおしまいです。コロナ第4波、変異ウイルス(いわゆるイギリス株)の影響もあって、まだまだ拡大しそうですね。重症化しやすいようですし、子どもの間で感染しやすいようですが、とにかく感染しなければいいのです。会話時のマスクでしっかり予防して、健康管理に気をつけたいですね。(2021年4月10日)

ファネッティのヴィーノ・ノービレ

赤ワイン ファネッティのヴィーノ・ノービレ

バランスがよく、さすがな味わい

豚ロースに合わせて夫が選んだ赤ワインは、トスカーナ州ファネッティのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ。ファネッティは、ヴィーノ・ノービレの始祖なのだそうです。ヴィーノ・ノービレとは、キャンティみたいに、トスカーナ州モンテプルチアーノのブランドみたいなものでしょうか。スパイシーさあり、酸味もあり、タンニンもおいしい感じで、バランスよいですね。これは豚肉に合う!(2021年4月10日)

真鯛と筍のグリル

真鯛と筍のグリル、石山農園のトマト

甘味があって、ふっくらジューシー

こちらは私の選んだメイン。この日の鮮魚は、真鯛。皮はパリッと、やや甘味のあるふっくらした身はジューシーで、わ~、おいしい!鯛は、このしっとりやわらかな食感も、魅力の1つですよね。筍とトマトもいい香りで、鯛に負けじとおいしかったです。トマトは、いつもの石山農園さんの完熟トマトです。旨味が凝縮していますね。(2021年4月10日)

岩手県産こだわりポークのロースト

岩手県産こだわりポーク ロースのロースト

粒マスタードソースが合う!上品なおいしさ

4月1日ランチの続き。お口直しのソルベは、この日はイタリア産ブラッドオレンジでした。春らしい、きれいな珊瑚色でしたが、うまく撮れなかったので、残念ながら写真なし。エッセのソルベは、どれも香りがよく、甘すぎないのが私好み。
写真は、夫のメイン料理。岩手の豚肉です。いつも通り、火入れは完璧。埼玉の黒豚よりもあっさりとした味わいで、脂が上品!これはおいしいな。粒マスタードソースもよく合います。添えられているのは、和光市産アレッタ。アレッタは、ケールとブロッコリーの交配種だそうです。和光市で作っているんですね~。食べてみればよかったな。(2021年4月10日)

地蛤と舞茸の自家製タリアテッレ

千葉県産 地蛤と舞茸の自家製タリアテッレ

最高においしい特大ハマグリ

写真ではわかりにくいかもしれませんが、ハマグリ、特大でした。これだけ大きいと、大味になってしまいそうですが、全然そんなことないです。ジューシーで香りがよく、噛みしめると甘い旨味が広がります。抜群の火入れですね。ハマグリと舞茸だったら、舞茸の方が主役になってしまいそうですが、舞茸はあくまで脇役で。ハマグリの香りたつソースが、タリアテッレによく合いました。エッセのタリアテッレは久しぶりに食べましたが、やっぱりおいしいなぁ。ちょっとうまく言えないのですが、この、ぴたっとくる感じ、きちんと感と言えばいいのか。自分にしかわからない感覚なのですが、ともかく、食感が抜群なのです。このタリアテッレは、エッセでしか食べられません!(2021年4月3日)

パスタに合わせた白ワイン2つ

パスタに合わせた白ワイン2つ

昼から、すごくいいワインを飲んでしまいました

パスタに合わせて、白ワインを2つお願いしました。私が選んだのは、すっかり大好きになったフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州より、ピタルスのソーヴィニヨン・ブラン。ソーヴィニヨンらしい、花のように華やかな香りですが、味わいがとても落ち着いていて、かわいいだけではない、大人な感じ。これ、好きだなぁ。
夫が選んだのは、ヴェネト州ダニエーレ・ピッチニンのビアンコ・ムーニ。ブドウはシャルドネと、土着品種のドゥレッラ。「蜂蜜漬けグレープフルーツのよう」と三宅さんがおっしゃっていて、まさにそんな味わい。でもさらりとしています。どちらも、昼間から飲むにはもったいないくらい、素敵なワインたちでした。(2021年4月2日)

リーパ・ディ・ソプラヴェント

リーパ・ディ・ソプラヴェント

りんご香る、微発泡の白ワイン

4月1日、久しぶりにエッセのランチへ伺いました。いつものように、3000円のCコースです。
乾杯は、いつものスパークリングではなく、微発泡の白ワイン。エミリアロマーニャ州ヴィットーリオ・グラツィアーノさんの1本です。元々はランブルスコの造り手さんで、完熟した何種類かのトレビアーノを使っているのだそうです。完熟ブドウを使っているから、糖度が高いので、発酵が進むとのこと。でも甘くないのが不思議。甘くないリンゴジュースみたい。これはビオなのかな?味わい深い。でも爽やかなので、すいすい飲めてしまいます。前菜のどのお料理とも、よく合いました。

しかし肝心の、前菜4種盛の写真、撮り忘れてしまいました…。この日はバーニャカウダ、鶏白レバー、蕪のパンナコッタ。それと、ブリのマリネ。三重県で獲れる、桜ブリと言うのだそうです。ブリっぽくなく、柔らかくて優しい味わい。エッセ初めての方には、やはり、このランチCコースをお勧めしたいですね。エッセの魅力を端的に知ることができますよ。(2021年4月2日)

鴨のロースト、金柑、プチヴェール

メイン 鴨のロースト、金柑、プチヴェール

金柑とあわせると、かわいらしい味に

こちらもまた、絶対においしいやつ。大好きな、鴨のローストです。いつも通りの完璧な火入れ、やわらかくジューシーで、旨味をしっかり閉じ込めてあります。鴨はベリー系のフルーツやオレンジと合わせることが多いですが、金柑と合わせてあるのは、初めて。鴨が少しかわいらしい感じになり、とてもおいしかったです。

2月18日のディナーは、ここまで。本当はもちろん、お料理にぴったりのおいしいワインもいただいたし、メインの前のシャーベットやデザートもおいしく堪能しましたが、ご紹介できず残念。
今は、ロゼール産の羊が入荷されたようですね。食べに行きたいなぁ。う~ん、でも仕事が…。
さて、埼玉県は、かなり感染流行が落ち着いてきたので、3月7日には緊急事態宣言解除されそうな感じですね。落ち着いてきた、といっても、医療の手薄な県ですから、できれば1日の新規陽性者数はせいぜい20~30人程度にしたいものですが。ワクチンが広く普及するまでは、引き続きの感染対策が必要ですので、私も引き続き気をつけながら、おいしい時間を過ごしていきたいと思います。(2021年3月1日)

ワタリ蟹のビーゴリ

2つ目のパスタ ワタリ蟹のビーゴリ

カニの風味を活かしきるパスタ

きました、絶対においしいやつ。エッセでカニのパスタを食べて以来、他のお店で食べられなくなってしまいました。カニの甘い風味はとても強いので、普通の乾麺だと、麺が負ける気がします(普通の生麺なら、さらに負ける)。安田さんの作るビーゴリじゃないと、物足りないんですよね。この日は貸し切り状態だったので、遠慮なく、手でバリバリと齧りつかせていただきました。(2021年3月1日)

牡蠣と菜の花のスパゲティ

1つ目のパスタ 牡蠣と菜の花のスパゲティ

カキのおいしさがしみてます

1皿目のパスタは、珍しくスパゲティ(たぶん、乾麺)。カキと菜花のオイルソースです。カキ、おいしかったな~。出汁がソースに溶けこんでいます。菜花のほんのりした苦みが、やはり春らしい。(2021年3月1日)

メジマグロと紅マドンナ、フルーツトマト

前菜 メジマグロと紅マドンナ、フルーツトマト

春を感じる爽やかな前菜

メインかと思うくらいに大きな切り身。この日は貸し切りだったので、もしやサービスしてくださったかな…。これはお刺身ではないのですが、調理方法を聞きそびれてしまいました。軽くスモークしてあると思います。メジマグロは、クロマグロの子どもですね。肉質がやわらかく、大人マグロよりもあっさりとしていて上品なので、紅マドンナともフルーツトマトとも相性がよく、意外にも爽やかでした。ピスタチオも散らしてあり、春を間近に感じられる一品。(2021年3月1日)

蕪のムース

アミューズ 蕪のムース

カニとオリーブオイルのやさしい風味

2月18日、友人とファットリーア エッセへ伺ってきました。仕事が忙しかったので、なんと2週間も経ってしまい痛恨…。夫と2人だけのときと違って、写真やメモをとるのもおろそかになってしまっており、今回は、写真メインでのご紹介となります。
この日も17:30入店で、5000円のコースでした(シェフおまかせの8800円コースは、今はやっていらっしゃらないんですよね。時短営業なので、難しいのだそうです)。アミューズは、カブのムース。少し多めのオリーブオイルと、カニとセルフィーユ。カブのやさしい香りがカニの風味とよく合いました。やはり安田シェフのムースの風味は、格別においしい。(2021年3月1日)

トルタ・カプレーゼ

トルタ・カプレーゼ

濃厚で素朴な味わい。紅マドンナのソースも絶品

カプリ島のタルト、という名前のチョコレートケーキ。タルトといっても、いわゆるタルト生地ではなく、粉は少な目だそうで、チョコレートの塊かというくらい濃厚です。ナッツがたくさん入っていて、これは地味においしい!濃厚なのだけれど、どうしてだかすすすーっと食べられてしまうんですよね。紅マドンナのソースがまたおいしくて、この香りと甘酸っぱさが、チョコレートと合う!

あ~、思い出してもおいしかった!ちょっと時間がかかってしまいましたが、1月28日の食レポは、これで終了です。

自粛ムードがなくなり、すっかり通常営業しているお店も増えてしまいましたが、ファットリーア エッセは、緊急事態宣言中は20時閉店を続けてくださるようです。変異株の影響がどうなるのかもわからないですし、国民にワクチンがいきわたるまでは(一体いつなのか…)、引き続き、みんなで感染対策をしっかりやっていきたいですね。(2021年2月8日)

兵庫県産猪肉の炭火焼き

兵庫県産猪肉の炭火焼き

今まで食べた中で、いちばんおいしい猪

これ、今まで食べた中でいちばんおいしい猪でした!本当にクセがなく、しっとりやわらかい赤身肉はツヤツヤしていて、すごく上品な旨味。炭火で焼いたお肉なんて、おいしいに決まっているのだけれども、その中でも極上な味わいでした。 おまけの脂身の唐揚げがまたおいしくって。これとお肉とを一緒に食べると、またじゅわーっとおいしさが広がります。レンズ豆のトマト煮も、トマトの酸味と出汁の旨味が効いていて、おいしかった~。(2021年2月8日)

チヴェッタイオのサンジョヴェーゼ

チヴェッタイオのサンジョヴェーゼ

生き生きとしたトスカーナの赤

楽しくなっちゃって「どうしても、もう1杯飲みたい」という夫。お次のメインに合わせて、チヴェッタイオのサンジョヴェーゼをいただきました。こちらは以前、テイクアウトで購入させていただいたワイン。トスカーナ、モンテクッコの小さなワイナリーです。樽感ありながらも、軽くて生き生きとしていて、バランスよく飲みやすいです。こういうのは、おうちに1本、常備しておきたいですね~。(2021年2月8日)

お口直しの柚子シャーベット

お口直しのシャーベット”柚子”

目の覚めるような柚子の香り

1月28日の続きです。こちらは、お口直しのシャーベット。コースでは必ずシャーベットを出してくださいますが、これがいつもの楽しみの1つ。この日は柚子。目の覚めるような柚子の香りと酸味が、シャキーンと身体を貫きます。なんという爽やかさ!(2021年2月8日)

メインに向けて、赤ワイン3つ

メインに向けて、赤ワイン3つ

楽しい!まったく違うタイプを飲み比べ

またやってしまった。選びきれず、ワインを3杯お願いしてしまいました。写真いちばん左の寝かせてある子は、カンブリア州ラーチノのコーラ・ロッソ。土着品種のマリオッコ、ガルナッチャ、グレーコと、どれも知らない名前で、覚えられません(汗)。微発砲してます。樽みたいな、皮みたいな香りなのですが、元気がよく、実にストレートにうまさが伝わってきました。

写真真ん中は、ピエモンテ州ペラッサのマリオズ。とってもかわいらしい味。くいくいと飲んでしまいかねない、危険な味・・。

いちばん右は、すっかり気に入ってしまったカンテの赤、どうしても気になって、いただいてみました。メルロー主体。やっぱり白と同じく、できる秘書系でした。お料理に寄り添うけどしっかりしていて、艶やかさもあり。のびやかなコクがありますね。(2021年2月6日)

白子と黒トリュフのタリアテッレ

白子と黒トリュフのタリアテッレ

まるで贅沢なクリームソース

ソテーした白子が、表面カリッ、中はとろとろクリーミーで、まるでクリームソースのよう。そしてイタリア産の黒トリュフの香りとよく合う!白子とトリュフがこんなに合うとは予想外でした。安田シェフが、いろんな白子のお料理を出してくださるので、しかもそれがことごとくおいしいので、ついいつも頼んでしまうんですよね(今回はコースだけど)。和光市でこんなに白子を食べることになるとは、思ってもみなかったです。(2021年2月6日)

テヌータ・デッラバーテのリッサンドレッロ

テヌータ・デッラバーテのリッサンドレッロ

ほどよいキレがあり、爽やかにフルーティー

1月28日の続き。魚介系のお料理が続くので、もう1杯、白ワインをいただきました。シシリアはテヌータ・デッラバーテのリッサンドレッロ。以前にもいただいたことがある、インツォリア100%です。インツォリアというと、近所のスーパーで売ってる1000円ワインのイメージが強いのですが、実はあれも割とおいしかったよなぁなどと思い出しました。爽やかだけど、独特のうまみがあります。これもミネラル感と言っていいのかな?キレとフルーティーさとが、ほどよく溶け合っています。(2021年2月6日)

富山産白海老のタリオリーニ ルッコラとカラスミ

富山産白海老のタリオリーニ ルッコラとカラスミ

エビの甘味とルッコラの苦みがいいバランス

オイルソースとルッコラで和えてあって、生の白エビを乗せ、カラスミとパセリが散りばめられた、見た目も美しいパスタ。これもおいしかった~。エッセのオイルソースは、本当に完成度高いと思います。オイルソースのはずなのに、まったくオイリーではないんですよね。麺との絡み具合が最高。エビの甘味とルッコラの苦みがいいバランスで、カラスミの香りがたまりませんでした。これも、思い出だけでワイン飲める系です。(2021年2月2日)

牡蠣に合わせた白ワイン2つ

牡蠣に合わせた白ワイン2つ

タイプは全然ちがうけれど、どちらもきちんとしている

牡蠣に合わせて、白ワインをグラスで2ついただきました。写真左は、1月8日にいただいて美味しかった、フリウリ州カンテのシャルドネ。あのときは白子と合わせましたが、牡蠣との相性も文句なし。お料理にぴたりと寄り添う感じが、とても感じのよいワインです。きちんとしている感があって、なんていうか、「できる秘書」みたいな。

写真右は、夫の選んだアブルッツォ州イルミナーティのコントログエッラ ビアンコ ダニエッレ。トレビアーノ主体。しっかり樽がきいているけれどバランスがよくて、フルーティーながらも味わい深かったです。(2021年2月2日)

牡蠣と菜花のソテー

温菜 三陸産牡蠣と菜花のソテー

しっとりカキのおいしさが沁みる

1月28日の続き。コース2皿目は、牡蠣。思い出しただけでワイン飲めそうなくらい、記憶に刻み込まれるおいしさでした。牡蠣と菜花のソテーが、あさりとブロードの汁に浸っていて、柚子がほんの少し散らしてあります。牡蠣の火入れがパーフェクトで、固くなりすぎず、しっとり。ソテーなので香ばしさもあり、柚子がほんのりと香って、わぁ~、おいしい以外の言葉が見当たりません。(2020年2月2日)

人参のムース

冷菜 人参のムース

かわいらしい香りで、まるで果物みたい

1月28日、緊急事態宣言中のファットリーア エッセ訪問。エッセでは感染対策のため、客数を3組程度に減らしていらっしゃり、週末は予約が難しいです。平日が狙い目!20時閉店に間に合うように、17:30にお邪魔して、コースを予約しておきました。ディナーでコースをいただくのは、久しぶりだなぁ。
いつものように泡で乾杯。最初の前菜は、人参のムース。ニンジンの香りとオリーブの香りがベストマッチ。ニンジン特有の青臭くて爽やかな香りと自然な甘みに、みじん切りの生ハムの塩気がいいアクセントです。まるで果物を食べているみたい。これがデザートでも嬉しいな。エッセのムースはどれも好きだけど、この人参は、上位争い間違いないですね。人参でアイスクリームを作ってみてもおいしいんだろうなぁ・・などと妄想しながら味わいました。(2021年1月30日)

コーヒー

ファットリーア エッセ、現在の営業状況

緊急事態宣言中は、イレギュラー対応です

これまで書いたことなかったですが、実はエッセでコーヒーをいただくのが好きです。コーヒーをおいしく出してくださるお店は、それだけで信頼できる気がしますね。

さて、緊急事態宣言の再発令に伴い、ファットリーア エッセでは、営業時間の短縮やテイクアウトの充実など、試行錯誤されています。今のところ、1週間ごとの予定を公式Facebookホームページでお知らせされていますので、必ずご確認くださいね。
1月10日(日)~1月16日(土)の営業時間などについて、転載しておきます。ランチ11:30-14:00(L.O.13:00)、ディナー17:30-20:00(L.O.18:30)。ディナーは完全予約制で、当日16:30までにご予約ください。
ランチは3コース(1300円、2000円、3000円)、ディナーは2コース(5000円、8800円)またはアラカルトです。シェフおまかせコース(8800円)は、17:30入店が必須となります。

そして、テイクアウトもまた以前のように復活です。お店としては苦渋の決断で、あまりいいことではないけれど、つい喜んでしまう・・(すみません)。メニューもホームページ公式Facebookで確認できますよ。ゲットできたら、またこのサイトでもご紹介していきます!(2021年1月17日)

上州黒毛和牛モモ肉のロースト

上州黒毛和牛モモ肉のロースト 赤ワインソース

甘味のある脂が申し分なくおいしい

メインは珍しく埼玉県産でない牛肉。埼玉の近くではありますが…。群馬の黒毛和牛のローストです。赤ワインソースに、焼いたプチヴェール。そしてこの日は、黒トリュフを散らしてくださっていました。いや~、もう、おいしいに決まってます。脂に甘みがあり、でもモモ肉なので脂っこすぎず、赤ワインソースとトリュフで香りましましです。

この辺りで、もう閉店まであと20分という窮地に立ってしまった我々。やはり営業時間が20時までというのは、特にエッセのようなお店にとっては(もちろんお酒を出すどのお店にとっても)、かなり難しいですよね。それでもデザートにアイスクリーム、以前にいただいた栗のムースにコーヒーまでお願いするという無茶ぶりをしてしまいました。最後の方で駆け足になってしまったけれど、大満足のディナーをいただけました。(2021年1月17日)

牛肉に合わせた赤ワイン2つ

牛肉に合わせた赤ワイン2つ

酸味と果実味あふれる味わい

このあとのメインに合わせて選んだ赤ワイン2つ。写真左は、トレンティーノ・アルト・アディジェ州フォラドーリのテロルデゴ・スガルツォン。テロルデゴはトレンティーノの土着の品種だそうで、飲んだのは初めて。フォラドーリは、「テロルデゴの作り手として一世を風靡した」とエノテカに書いてありましたが、スガルツォンの畑がいちばんテロルデゴらしいのだそうです(そして2015年がいちばんうまい、と三宅さん談)。なんて言うんですかね・・酸味のある果実のジューシーさを存分に味わえる感じです。コクうまなのに渋さが強いわけではなく、甘い香りでベリー系なのに、酸味も感じられて、生き生きとしています。

写真右は、マルケ州テヌータ・ディ・タヴィニャーノのバルバロッサというワイン。バルバロッサって、赤ひげという意味みたいだけど、なぜこの名前?品種がこれまた長い名前で、ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ。ラクリマ=涙、アルバ=日の出というところまではわかり、なんとなく美しい名前のブドウですね。こちらも似た系統で、果実味あふれる味わい。やはりベリー系だけど酸味もあって、タンニンがかわいらしく感じられます。どちらのワインも、牛肉と合うこと、このうえないです!(2021年1月17日)

アンコウのビーゴリ

アンコウのビーゴリ

やさしい出汁がじんわり

1月8日の続き。これは初めて!アンコウとオリーブのビーゴリ。アンコウを焼いてからソースにしたのだそうです。やさしい出汁がじんわりと沁み、オリーブの香りとよく合います。焼いてあるから、味がきゅっと締まっているのでしょうね、アンコウ鍋とは全然違います。ほっこりな、おいしさ。これもかっぱえびせんなお料理で、ワインもすすむ!アンコウをパスタにしちゃうなんて、びっくりですが、イタリアでもアンコウを食べるのですね。他のイタリアンで見かけないのは、アンコウの下処理が面倒だからかな?(2021年1月17日)

白子と里芋のソテー2021

白子と里芋のソテー2021

何度食べてもおいしい、冬の逸品

ねっとりした里芋と、表面がカリっとした白子の組み合わせが抜群においしくて、もう何度目かというくらいにいただいているお料理。何度いただいてもおいしいのでね・・飽きないんですよ、全然。この記事を書いている今も、思い出しただけで食べたくなってきます。里芋も白子も、粘っこい系の食材なのに、安田シェフが作るとなぜだか後味爽やかな一品になるから不思議ですね。白子って、イタリアでも食べるのかな?(2021年1月16日)

前菜に合わせた白ワイン3つ

前菜に合わせた白ワイン3つ

イタリア北部の溌溂としたワインたち

次の前菜の白子に白ワインを合わせようと思って、選びきれず、結局3つ出していただいてしまいました…。写真いちばん左が(あ、エチケット見えない)、トレンティーノのサルヴェッタというワイナリーで、ノジオーラという品種。この子、私は好きでしたね~。ウリのような、畳のような、青臭い感じで、ミネラル感が出汁のようにじゅわーっと出てくるのですが、ブリと一緒になるとすごく爽やか。

写真右は、フリウリのスーパースターと言われる(と、ネットに書いてあった)カンテのヴィトヴスカ。で、これもネット情報ですが、カルソという地域は石灰質豊富な痩せた土地で、北からの風と相まって、独特なテロワールを造るのだそうです。ヴィトヴスカは、このカルソに伝わる古代品種で、カンテが復活させたのだとか。りんごのような爽やかさと、蜂蜜のような蜜々しい香りで、とても魅力的な味わいです。華やかな感じでもあるけれど、主張しすぎないのですね。ブリと合わせると、すごくまろやかにもなり、よくできた子でした。もう一度飲んでみたいなぁ。

真ん中は、同じくカンテのシャルドネ。こちらは白子と合わせました。魚介と合わせたときのシャルドネって、最強です。このちょっと蜜っぽい感じが、白子のまったり感とぴったりで、だけど後味がさらりとしていて。もちろん、あんこうのパスタともばっちり。イタリアの北の方のワインは、ポテンシャル高い系が多い気がする。どれも活力を感じますね。三宅さんセレクトだからかも?(2021年1月15日)

ブリの燻製

ブリの燻製

エッセ初詣。2021年は、ブリでスタート

1月8日、ファットリーアエッセ初詣でした。緊急事態宣言の発令で、どこの飲食店も、またやりくりが大変になってきましたね。和光市はそれほど感染流行しているわけではないけれど、エッセのように、営業の縮小をやってくださるお店は、本当にありがたいなと思います。
緊急事態宣言により、お店はは20時閉店(アルコールの提供は19時まで)とのこと。18時に伺い、アラカルトで前菜2品、パスタ、メイン、デザートと、欲張ってご無理をお願いしてしまいました。少し駆け足になったけれど、大満足!

ということで、1月8日の写真を少しずつアップしていきます。乾杯は、いつものようにスパークリングワイン。前菜はまず、以前にもいただいたブリの燻製。これは以前にもいただいたことがあるのですが(このときは、ワラサでした)、わかっていてまた頼んでしまった。だっておいしいんだもの。エッセは、埼玉県でおいしいお魚をいただける、数少ないお店だと勝手に思っていますが、中でも前菜によく登場する、この燻製が大好きです。燻製にすることで、水分と脂分がほどよく抜けて旨味が凝縮されるのと、フレッシュさが保たれていることで、「すっごくおいしいお刺身」みたいな感じなのです。他にもっといい表現があるはずですよね・・ぜひご自分の舌で確かめてみてくださいね。(2021年1月14日)

テイクアウト情報

『ファットリーア エッセ』テイクアウト情報

テイクアウトはずっと続けてくださっています。
最新メニューは、お店のホームページやお電話でご確認くださいね。
前日までにお電話での予約が必要です。売り切れの場合もあります。
作り置きをなるべくせず、シェフ1人、ソムリエ1人の小さなお店です。どうぞご了解ください。

テイクアウト情報

住所 埼玉県和光市本町5-9 イルピーノ1F
電話 048-465-1562
注文時間 ①昼の受け取り:当日11時まで
②夜の受け取り:当日17時まで
受取時間 ①昼:12:00-14:30。
②夜:18:00-20:00
※お支払いは現金のみです。
定休日
  • 月曜日(祝日の場合は営業し、翌火曜日がお休み)
  • 月1回くらい不定休あり(公式サイトで確認できます)
公式サイト 実際のメニューや予約方法は、こちらでご確認ください
https://fattoria-s.jimdo.com/
Facebook ホットな話題、最新メニュー状況などを掲載中
https://www.facebook.com/FattoriaS/

Fattoria S(ファットリーア エッセ)

〒351-0114 埼玉県和光市本町5-9 イルピーノ1F

048-465-1562

営業時間
基本的に予約制(要電話確認)
【昼】11:30~14:30(ラストオーダー13:30)
【夜】18:00~22:00(ラストオーダー20:30)

定休日
月曜日(祝日の場合は翌日)
月1回不定休予定

席数
テーブル席:28席 / カウンター席:4席

現在、新型コロナウイルス感染予防のため、人数制限や換気、消毒用アルコールの設置などの対策を行っています。完全予約制です。

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